高家の戦闘員

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「……………存在感あり過ぎ」
「まぁこじんまりとされても困りますけどね」

やって来たのはヨミガエール島。
その島の海岸沿いにポーネグリフはポツンとあった。

「ねぇベンさん」
「なんだ?」
「ほんっとに銃でも何でも傷付かないの?」
「あぁ」
「試してみりゃいいじゃねぇか」
「バーカ、試してガラガラ崩れたら爽華の解読に時間くうでしょうが」
「なんかあれ以来お前、俺への言葉遣い荒くね?仮にも船長よ?」
「強さだけは褒章もんだね」
「爽華ぁぁ!お前の相方虐めてくるぅ」
「地の……正義」
「自分の世界に入った爽華には何言っても聞いてくれないよ」
「…………( ✪ω✪ )ピコーン」
「お頭がイタズラ閃いた顔してんぞ」
「いいのか?」

慌てるヤソップとルゥ。

「ベンさん、救急箱の用意」
「了解」

ベックマンは船内に取りに戻る。

「どういう事だよ」
「そ・う・かぁぁぁぁ!」

シャンクスは思いっきり抱きしめるが、爽華の手がふわっと上がる。
それと同時にシャンクス……だけでなく槍花達、地面に足をつけていた全員が体が思いっきり上に、船がおもちゃに見えるぐらいまで急上昇した。

「槍花ぁぁぁぁ!?」
「どーゆーことだぁぁぁ!!?」
「むぅ……後少しだったのに」
「ちょっと待って…………((유∀유|||))」

槍花は青い顔をして下を向く。
どんどん上昇し、島の形がくっきりとわかる高さだ。

「あぁ、そういう事なのですね」

そう言って爽華は手を下ろす。

「「「「「ギャぁぁぁぉぁぁ!!」」」」」
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

能力が解け真っ逆さまに落ちていく。
海に落ちながら行く船員に対し、泳げない槍花はと言うより失神しかけの槍花はなすすべなく丁度船の上に落下。

「っとあぶねぇ、何してんだ?」

待ち構えた衝撃はなくふわっと抱えあげられ目を開けばベックマンの顔。

「ふっ(இдஇ; )」
「ふ?」
「ふえぇぇぇぇぇぇ」
「(o_o*)!!」

ベックマンに抱きついて泣き始めた槍花にベックマンは思わず固まってしまった。

「……シャンクス様?何故砂浜に埋まっているのです?死んでしまいますよ?」
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