高家の戦闘員

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「ここを拠点に暫くいるぞ!」
「シャンクス様、まだ島にもついておりません」
「そーか!楽しみか!」
「言葉が通じなくなりました」
「どーでもいいけどさなんでイーストブルーなの?」
「俺はいつもなんでそんなに怪我するのか知りたいが」

槍花は爽華に頭と左手に包帯を巻いてもらっていた。

「だははは!お父さんあきれ顔だな」
「今日は中にいただろ」
「大砲で揺れた時によろけた爽華を庇っただけ」
「そしたらいっぱい食器が降ってきまして頭を。その後立ち上がって目を離した隙に熱々の油を手に被ったのです」
「爽華が無傷なんだからいいじゃん」
「いつでも無傷ですよ?」
「結局のところどこにいても槍花は怪我するって事だな」
「うるさい」

ぷいっと顔を横にして頬を膨らました。

「槍花、そろそろ怪我はなさらない方がよろしいかと」
「いやしたくてしてるんじゃないよ?」
「それはわかっています。ですがお嫁に行けません」
「海賊になってるんだけど、お嫁に行く気あるの?」
「槍花は行かないのですか?」
「分かんない。今が一番楽しいし」
「それもそうですね」

槍花の機嫌が治った。

「ところで次の島は?」
「ゴア王国だ」
「ゴア王国?」
「王様がおられるのですか?」
「さぁ?そこまでは知らねぇ」
「お前達が持ってるインダクショングラス。覚えてるか?」
「ポーネグリフに引き寄せる鏡」
「あの光は各個の小さな塊になっていて、そのうちの塊の中心点がゴア王国だったんだ」
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