声なきピクシー

□女の子
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誕生日を終えシャンクス立ちと別れ、3週間。
食糧もほぼそこをつきかけた時、ようやく島にたどり着いた。

「緋草、今回は買出しだよい」
「(☆d(´∀`*)yes)」
「緋草の顔がいつも以上に輝いてる……」
「サッチのそば離れんなよい」
「(マルコじゃないし逸れないよー)」
「おいそりゃどういう意味だよい」

マルコはそう言いながら緋草の頬を引っ張る。

「(にゅー)」
「緋草〜って何やってんだ?」
「いらねぇことを言うからだよい」
「(マリュコにょはーか)」
「ほぉ?」
「(ちゅーかはなひぇー)」
「何してんの?二人とも」
「緋草に教育だよい」
「(はにゃにゃー、はいにゃっふるー)」
「ほぉ」
「親子みたいだよなぁ、お前ら」

サッチは緋草を抱えあげると縁に足をかけた。

「んじゃ行くか!」
「(もっと早く助けなさい)」
「ほっぺた真っ赤になってないから大丈夫だよ」
「(むぅ)」
「マルコに内緒でお菓子かってやる」
「(わたあめー!!!)」
「甘やかすな!」

サッチに抱えられながらマルコに向かって舌を出しながら街へ消えていった。

「緋草って日に日に」

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