江戸より向かうは海賊時代

□参
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「ところでおぬし」

雅「ん?どうしたの??」

「何故会話が通じ………………た?」

雅「うん、ちゃんとわかるよ〜
ってそういえばなんでだろ?」

「まぁよい」

雅「いいんだね」

「ぬし、名は何じゃ」

雅「あい、わっちは三好野
天下の江戸、吉原桃源郷にて花魁を務めておりんす」

「えどとはなんだ」

雅「…………あれ?」

「おいらんって何?」
「そもそもあのしゃべり方何?」
「よしわらって美味しいの?」

ヒソヒソと聞こえ始める言葉。
そのほとんどが雅の喋った言葉の疑問。


雅「遊廓は?」

「ゆうかく?」

雅「訂正するね、名前は雅。
あなたは?」

「わらわを知らんのか?」

雅「うん」

「姉様、到着しました」

「そうか、雅」

雅「んー?どうしたの?」

「わらわはそなたに興味を持った
ついてこい」

雅「あのさ、姉様」

「気持ち悪い、わらわはボア・ハンコックじゃ」

雅「ハンコック、雅履物ない」

「ソニア、運んでやるがよい」

「はい、姉様」


サンダーソニアは雅を抱き上げる。


雅「わわっ!」

「っ!…………軽い」

雅「高いね、ふふっ」

「怖くないの?小さいのにこんな所来て」

雅「右京がいないのが寂しー」

「右京って?」

雅「右京はね、普段はまったりとしてて周りを巻き込む天才なの
でも、面倒なことが嫌いでその時はかっこいいんだよ
すぐにだらけちゃうけど」


クスクス笑う雅にサンダーソニアはつられて頬を緩めた。

いつの間にか部屋に連れてこられソファに下ろされる。


「姉様が湯浴みをする間ここで待っててね」

雅「はーい」


と返事をしてて足をブラブラとしていたものの数分後には寝息を立てていた。
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