統一ZERO海賊団

□とりあえずベリーを稼ぎに
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弓榎「ふーん、そこまで決まったんだね」

雷菜「寝てる間にね」

亜奈「問題はお金だよね〜」

エース「何だ?お前ら無一文か?」

弓榎「さゆながいるからすぐ増えるけどね」

雷菜「どういう意味?」


さゆなはマルコに抱きついて離れないが本人も弓榎の話にきょとんとする。


サッチ「なに?さゆなちゃんてば運いいの?」

弓榎「さゆなに毎回電話するでしょ?」

さゆな「あぁ、よくわからん数字選ぶヤツ。
でもあれと金稼ぐのとどう関係があるんだよ」

弓榎「あれ競馬の番号
でもって必ず外したことない」

雷菜「まさか小説家になったのって」

弓榎「さゆなが弓榎の話聞いて売れるって言ったから」

梨絵「まぁ確かにテレビ見てて消えるといった人物は消えてますね」

利夏「海外でさゆなに相談してやめた国でデモが起きてたかも」

亜奈「さゆな、侮れ難し」

雷菜「ギャンブルの才能かしらね」

エース「さゆなスゲーな!!」

サッチ「なんか秘訣とかあるの?」

弓榎「いや、勘」

さゆな「全く俺の知らねぇ事言われてもわからん」

雷菜「そういう事なら分かれましょ」

亜奈「分かれる?」

梨絵「カジノでゾロゾロと動くのは帰って目に留まりやすいのです
あのお姉さんの情報も集めたいですし」

雷菜「そういうこと

まずカジノ組
弓榎、梨絵、サッチさん」

サッチ「え?俺っちも?」

雷菜「あら、やってくれないんですか?」

サッチ「やります!」

雷菜「私と亜奈、エース君は聞き込み」

亜奈「宜しくね!エース」

エース「おう!」

さゆな「俺らは?」

利夏「僕ら仲間はずれ?」

雷菜「弓榎達からお金をもらって買い物」

さゆな「マルコは?」

雷菜「置いていきなさいよ、そこは」

さゆな「えぇ!?」

梨絵「世の中に3人ソックリさんがいると言います
マルコさんのことがバレてしまったら独り占めできなくなってしまいますよ?」

さゆな「んじゃ、置いてく」

サッチ「なんか……物凄く可愛いんだけど
さゆなちゃん」

エース「なんかマルコだけずりぃ」

雷菜「単純バカ」

弓榎「……なんか人きたけど」


柄の悪い男ら数人がこっちに向かってきていた。
表情を変えずタバコを取り出し火をつける。
無言で靴を脱ぎズボンの裾を捲り、ブレザーを利夏に渡して腕をまくった。


梨絵「さて、参りましょうか」

サッチ「やっ!でも!」

雷菜「とりあえず殺さず拷問しておきなさいよ」

エース「女ひとりで!」

弓榎「特攻隊長甘く見たら死ぬよ」

亜奈「大丈夫大丈夫
武器持って向かってくる男に容赦の欠片もないから」

マルコ「あいつはなんか出来んのかよい?」

利夏「さゆなは普段から鍛えてるからムキムキで、相手の武器を奪って戦うのがスタイルなの
何でも同じ目に遭わせてやって恐怖心がどういうものか教えるんだって」

雷菜「ふふふ、戦ってる時の姿、猛虎って言われるんだからね」

梨絵「だからこそのギャップが可愛いのです」


さゆなは悪笑を向けるとかかってきた男2人の攻撃を砂浜に手をついて交わし、回し蹴りを食らわせた。


「ひっ!!化け物」


あらかた片付け残るひとりに近づくと怯える。


さゆな「生半可な気持ちで向かってくるからそうなんだよ
化物だ?
てめぇらが人殺す道具持って向かってきた時点ではオレは何も持ってなかったんだよ
化け物はてめぇらもだよ」

「ひっ!!」

利夏「わー、悪い顔」

さゆな「うるせぇ」


さゆなのブレザーを着て隣にしゃがみこむ利夏。
さゆなは無表情でタバコの煙を履いた。


利夏「どうして僕達を狙ったの?」


笑顔の拷問が始まった。
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