統一ZERO海賊団

□音楽
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雷菜「とりあえずこのまま船を出すのは危険よ」

さゆな「あぁ、役職決めなきゃな!」

雷菜「それよりもっと重要なことがあるでしょ」

梨絵「雷菜は船長さんかしら」

亜奈「私とさゆなは戦闘員だね!」

利夏「弓榎航海士がいいと思うよ」

弓榎「面倒」

雷菜「さっきみたいにするだけで終わるでしょ。野生児いるし」

弓榎「やる」

さゆな「利夏はコック、梨絵は副船長でどうだ?」

利夏/亜奈「異議なし!」

雷菜「ってちがーう!!」


ばんっ!
と机を叩く。
因みに今はもう朝日が登っていて、朝食を食べていた。


雷菜「この船で生活する気なの?私は嫌よ」

弓榎「大丈夫、島もうすぐ着くから」

さゆな「何でわかるわけ?」


弓榎は無言で紙を広げる。


弓榎「風が強く吹いてたから。
ここに付く」

雷菜「ロックアイランド?」


ペラっとめくるとつらつらと書かれた英語。


さゆな/亜奈「英語……」

利夏「カジノがあって船も売ってるみたいだよ」


英語の全く理解ができない二人ににこやかに利夏は答える。

島に到着しとりあえず6人で歩き出す。


さゆな「あの旗……ジョリーロジャーじゃね?」


髭が特徴的な海賊旗が掲げられていた。


弓榎「どーでもいい」

梨絵「とりあえずお金をどうにかしなければですね」

利夏「カジノいく?」

雷菜「どこの漫画よ。できる分けないじゃない」

亜奈「なんかお金になるような…………あぁぁぁ!!」

さゆな「うるせぇ!」

亜奈「ちょっ!くびしまっ!!」

利夏「あわわわっ!ダメだよ!!」


亜奈は利夏にぎりぎり助けられた。


さゆな「で?何叫んだんだ?」

亜奈「これこれ!!」


壁に貼られたポスターを満面の笑みで叩く。
そこには優勝者に船と2億ベリーがくれると書かれていた。


梨絵「あら、これならできそうですね」

弓榎「音楽」


面倒臭がりの弓榎もやる気を出していることから雷菜はエントリー表に手を伸ばす。


「アンタたち、やめた方がいいよ」


声をかけられたのは綺麗なおねぇさん。


利夏「どうして?嘘なの?」

「もらえるのは本当よ……でもね守ってくれてくれてるはずの白ひげの船員が毎年その優勝賞品を奪っていくの」


悲しそうな顔でいう女の人に6人はなんとも言えなくなった。
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