引き合う二人

□真実
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「で?」
「あぁ?」
「あぁ?じゃねぇよ!何の用だよ!」

政紀をくっつけ終えて裏口でタバコを吸う二人。弥雲は不機嫌マックスでその顔はローと瓜二つ。
ローは既に家に帰っているため揃っては見れず。

「緋草と電話したんでな」
「優越感に浸ってんじゃねぇぞ、豚の真珠」
「誰が豚の真珠だこらぁ!!」
「帰れ帰れ、そして永遠に来んな」
「誰も帰るつってねぇだろうが!!」
「ちっ!」
「盛大に舌打ちしやがった!ったく、緋草の様態は?」
「変わらねぇよ」
「あいつは知ってんのか?一緒に住んでんだろ」
「緋草は隠してるつもりでももうバレバレだし、外科医だからな。それにこの前俺とあいつが入れ替わって診察した際にカルテで確証は掴んでる」
「そうか」

政紀の様子にため息を盛大につく。

「そんなに気になるんならもっと守ってやれよ」
「うるせぇな、分家なんだよ………できるわけねぇだろ」
「つーか、緋草は勘違いしてるぞ





電話の相手はお前だってな」
「お前……………遊んでるだろ」
「お前のことに関してはな」
「ひでぇ野郎だ」
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