引き合う二人
□居候
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とりあえず緋草のお腹が悲鳴をあげた為、仲良くテーブルに向かいオムライスを食べていた。
「ローはさ、そのワンピース?っていうのを狙って海賊の船長さんやってるんでしょ?」
「あぁ」
「ちょっとまて」
「ふぇ?なに?やっくん」
「あの話信じたのか?異世界から来たとか」
「こんな人現実にいるわけないもん。あっ、でもやっくんにはそっくりだよ?」
「似てねぇよ!」
「ってことはお船あるんだよね?」
「聞けぇぇ!人の話!」
「イエローサブマリンっていうか潜水艦だがな」
「潜水艦なの!?すごーい!!」
「でもさ、潜水艦なのになんで枷とか
怪我とかしてうちの前にいたの?」
いきなり真面目な顔をする緋草にローは顔をしかめる。
「だって二億の賞金首ってことは実力派でしょ?簡単にやられるたまじゃないよね?」
くくくっと笑いながらローは口角を上げる。
「食えねぇ女だな。なんも考えてねぇ風にみせて様子を見てたってことか」
「おい、トラファルガー。訂正がある」
「あ?」
「緋草はほんとになんも考えてねぇ。確かに推測なんかをするのは得意だが、最近見た刑事にハマって似せてるだけだ」
弥雲はそういいながらスマホを取り出しローに見せた。
「人が動いてる………」
「いや、そこじゃねぇよ」
「なんでネタばらしするのー!かっこよく決まったのにぃ」
「めしの時ぐらい辛気臭い雰囲気出すな!」
「そんな中で起こる不可解な出来事!」
「だぁぁってくえや」