流れる銀のストーリー (MAIN) VOL1


□君は、僕の罠に堕ちて、愛のように輝く VOL.4
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秀史郎は、気怠い身体を
無理やり、起こした

日差しの差し込む窓を開けて、ベランダに出る

外は、おだやかに晴れて、青空が広がり
道路を挟んで、目の前には、穏やかに
波をたてる海が広がる
綺麗だな・・

こんな、心穏やかな日は、久しぶりだと思う

公彦が、約束した、友情の境界線を
無理やり破いたというのに・・

公彦の、欲情に、身を任せて、快楽を、
分かち合うのも、悪くないと思う

公彦を、男として、愛してるか、
と、問われたおしても、即座に
それは、違うと答えられるが、

好ましい関係と、問われれば、
そうだと、納得して、即答できる

「それに、まあ、あっちも、
まあまあ、よかったし」

ベランダの、手摺りに、寄りかかりながら、
ぼんやり、海を眺め続ける

なんて、美しい青い海!、空、!

眼鏡を懸けていなので、
視界が、薄ぼんやりしている、

汚い物が見えなくなっているからだけかも・・
突如、心に暗雲が、立ち込めだす
例のトラブル・・・・
少しも全く解決など、していないのだと、悟る
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