流れる銀のストーリー (MAIN) VOL1
□君は、僕の罠に堕ちて、愛のように輝く VOL2
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「シュウ・シュウ・・・、」
(誰かが、自分をを呼んでるらしい
夢の中だろうか・・?)
この名前で秀史郎を呼ぶのは
彼だけだ、残酷に裏切った恋人、
琉翔(りゅうと)
そして、彼を、束縛し、脅迫する、男・・・
愛した琉翔は、去って行ってしまった
秀史郎を、彼の生贄にして・・
気怠さと共に、秀史郎は、目が覚める
背中が、軋んで痛む。
が、暫し、愕然とする、取り返しのつかない
重大な過ちに気付く・・・
あろうことか、親友の、公彦を、
自ら、誘惑して無理やり、関係を持つなんて
自分の心の弱さに嫌気がさす
助けてもらいたくての、薄汚い下心が・・・
自分に、あったのが許せなく、
激しく、自分を責めてしまう。
公彦に泣きついて、何とかしてもらいたかった
あの時みたいに、優しく、救ってくれたように
でも、これは恐ろしい、ルール違反でもある
良くない!大事な友情を、こんな・・・
「・・・シュウ・目が覚めた・・?」
シュウ?
呼びかけていたのは、公彦だった。