氷砂糖みたいなストーリー (GRANITE)

□クリスマスプレゼントは、秘密にしてくれ!
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付き合って・・
そう、もう5年の公彦と秀史郎の、
12月初旬のクリスマスも、間近に


公彦がパソコンの、通販サイトを、
めんどくさそうに開く

彼と、一緒に覗き込むと・・

「シュウ・・クリスマスプレゼント
何が欲しいのかなぁ?
この間、決めとけって言ったから
ちゃんと決めた?」

なんか、しょうがなくって感じ!
通販サイトで、選べっていうの

いくら忙しからって・・うーん
だんだん扱いが、雑になってきてるなあぁ・・

まあ、公彦は、もう、実家の稼業を継いで
働いてるから、忙しいんだけど
僕だって、研修医になったとこで、
ストレスで、死にそうなんだよ・・・

もうちょっと、この頃は、多忙過ぎて
お互いすれ違いだらけで
ロマンスなさすぎで・・・!
あっちもご無沙汰で、
不満爆発寸前・・!

まぁ、公彦のsm趣味に
付き合わされないのは、ありがたいけど

「早くしろよ、勝手に決めちゃうよ
そーいえば、ドライヤー
潰れかけてなかった?」

なにそれ、小型家電で
済まそうって訳かい!安・・!

去年は、思いっきり素敵な
サプライズプレゼントしてくれたのに・・
いきなり、この一年で変わっちゃって・・
悲しくないか・・!


「公彦が、いいと思うのに決めてよ!
中身知ってる、クリスマスプレゼントなんか、
いらない!」

ちょっと、拗ねてみたら・・

「いらないの、プレゼント?
へぇ・・まぁいいけど・・
シュウがそれでいいなら、別にいいけど・・」

ちょっと、?はぁ!・・何それ・・
ひどすぎる・・・とおもって、
うじうじしてたら

公彦はパソコン、いきなり、閉じちゃった・・

そして、お持ち帰りしてる
お仕事始めるし・・


「きいいぃいいぃ・・!
公彦のばか!ばか!
もうクリスマスプレゼントなんか、
要らないから!
クリスマスなんか・・しない!」

公彦が、いきなり大笑いし始める・・

「そうだねぇ・・その頃、シンガポールに、
行く事になりそうなんだ
シュウ・・・助かったよ
今年のクリスマスは、無しにしようか」

唖然とする僕に・・

「ずらして楽しむのも粋じゃない
はいっ、決定・・ねぇ」

公彦は、勝手に、結論を出して
満足そうに、仕事を続けるのでした・・




PS//実体は、マカオに、
あの、アホ従兄の孝彦の、良からぬ御友達と、
マカオのカジノに、行くらしい!
最低・・!




                   END

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