氷砂糖みたいなストーリー (GRANITE)
□XXXするとしたら?R18ノベル
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同じ箱
同じリボン、
同じ香り
同じ味・・・
つまり、かぶちゃった訳・・
公彦の選んだチョコレート菓子を、僕も選んでしまったって・・・
正確には、友人の安奈ちゃん達のおススメ
限定品のはずが、(彼女らは、寒い中、長い行列を並んで購入したみたい、)
公彦まで、それを選んでるってどうゆう偶然
公彦は、
「5年も付き合っていると、趣味まで似てくるんだね・・嬉しいよ」
「公彦も、並んで買ったの?」
「ううん、違うよ
このパテェシエ、うちの、関係企業が、
スポンサーだから、まあ、
いいかなっと思って」
「・・・・・・・・!」
相変わらず、我が恋人ながら、嫌味な奴・・・安奈ちゃんらは、3時間待ちだったとか、
言ってたのに・・
「シュウこそ並んでくれたの?」
「いや、安奈ちゃんとか綾瀬さんらのお気に入りで、そのついでに
インターネットに結構取り上げられてたから・・」
「ふーん・・ついでなんだ・・
まあいいよ、開けてごらん」
「えっ今?」
「そっ今」
朱赤色と金糸のリボンを、するりとはずした
小箱の蓋をそっと、ひらけた