ストーリーを
□彼方が如く
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彼方は谷村と出会い、足技が得意だと言う人物がいると言う話に興味を持つ彼方。谷村に着いて行き、紹介してもらう事になった。
谷「ここだよ」
場所は、スカイファイナンスと書かれた看板と前には螺旋階段があった。
彼「…スカイファイナンス?何それ」
谷「金貸すとこだよ、そこら辺の金貸しとは随分違うんだ」
彼「へえ…」
谷「行くぞ」
彼方と谷村は螺旋階段を上り、
ガラス式の扉を開ける。
谷「秋山さんちわっす、…ってアレ?」
彼「ソファーで寝てるし、ていうかこの人?」
谷「そう、秋山さん、秋山さん起きてくれ」
秋「ん〜?…谷村君じゃないか…どうしたの?」
喋り方優しすぎでしょこれ…
谷「あのさ、この女の子が秋山さんの足技に興味あるって言ってるんだけど」
秋「おっ、可愛いねえ…」
彼「どうも、」
秋「俺は秋山駿、ここの社長とキャバクラエリーゼのオーナーやってるんだ」
彼「あっ、美希さんが言ってたオーナーか…」
秋「えっ、知ってるの?じゃあ君は?」
彼「私神崎彼方、美希さんがナンパに絡まれてたから助けたの」
秋「あっ、彼方ちゃんか!聞いたよ!美希ちゃんが王子様みたいな女の子だって言ってたよ」
彼「王子様って…」
谷「喧嘩で追い返したんだってさ」
秋「そうか…君だったんだ…」
彼「まあよろしくね」
谷「お前、2つ言い忘れてるぞ」
彼「え?」
谷「自分の事、自分の目的」
彼「分かってるよ」
秋「?」
彼「私は東城会神崎組組長の令嬢なんだ」
秋「そうだったんだ!何か喧嘩が出てきたから何だと思ったんだけどね」
彼「あと、君の足技教えて欲しいの」
秋「なるほどねえ…」
谷「…」
秋「…テストしなきゃね、こういうお願い事は」
谷「だよな」
彼「テスト?」
秋「この会社同様、テストに合格しなきゃだ」
彼「どういうこと?」
谷「ここはテストに合格してから金を借りる場所なんだ、だからお前の願いを叶えたいならテストをするのと同じだ」
彼「どうすればいいの?」
秋「そうだねえ…」
谷「彼方のお得意の喧嘩なんてどうだ?」
秋「いいね、でも普通の人じゃないのが良いかな」
彼「良いよ、どんな強い人でも絶対負けないよ」
秋「よし、俺外で電話するから待っててね」
秋山は外を出た。