ストーリーを

□冬物語
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―2014年12月3日


ハルカはバイオテロの後、死んだと思われ、それを機会に故郷のオーストラリアで過ごしていた。

―オーストラリア

ハ「此処に来るのも何年ぶりなのかな?」

ハルカは平和なオーストラリアで
穏やかに暮らしていた。
ハルカの現在地は、オーストラリアで
一番の大きさの橋で今にも凍りそうな湖を眺めていた。

ハ「やっぱり此処は落ち着くよね」

あのバイオテロは此処には無くてハルカはラッキーだと思っていた。


ハ「日本も平和で良いね・・・
あっ、そう言えば今EXILEと3代目どうなってるかな?・・・って此処人多いよ・・・歌えるかな?」

ハルカは今歌いたかったのは日本でも人気のグループ3代目ジェイソウルブラザーズの曲「冬物語」だった。

ハ「・・・日本語覚えてて良かった。
えっとiPhoneは・・・あった」

ハルカは両耳にイヤホンを当て
iPhoneに保存してある曲を探す。

ハ「・・・寒い夜ほど・・・星は鮮やかにひーかるね」

ハルカの歌声で回りに人が集まる。

「もうすぐ雪が降るよ、僕らの住むこの街にも」
「綺麗な歌声ね」「日本の歌か?」
次から歓声が上がる。

「今いる場所を逃げ出すことはそう
凄く簡単だけれど」

「それは貴方が大切にしていた
夢もきっと失くす事になる」

「抱き締めたなら始まる冬物語
どんな痛みも溶かして見せるよ」

「恋よりずっとあったかい深愛
だけをあげるよあなた」

「幸せの瞬間を一緒に過ごしたいって
ただそんなことを願うんじゃなくて」

「哀しみや涙も全部受け止めたい
初めて思ったんだbecause Of You・・・」

パチパチパチパチ・・・!
ハルカの歌声で感動した人が沢山いたのだ。中には日本語がわかる人もいた

ハ「あっ・・・」ハルカは夢中で歌った事を我に返り少し恥ずかしかった。
今歌った曲は冬物語だが、オーストラリアも調度真冬だったのだ。
ハ「まあ・・・季節的に合ってるから良いかな・・・」
歓声はまだ続いていた。
「すげぇ!」「歌うまーい!」

ハ「歌ったら暖かくなってきたよ、買い物でも行こうかな♪・・・あれ?」

ハルカはその場から立ち去ろうとすると・・・向こうには見覚えのある人物が二人いたのだ。

ハ「・・・違うよね、さてと早くしないと暗くなっちゃうよ」 

ハルカは気にせずその場から立ち去り
、大橋から街まで歩いた。

ハルカは街を歩きながらこの後の事を考えている。
ハ「今日の晩御飯何にしようかな?
シチューにしようかな?何か夜は冷えそうだしね」ハルカは指でマフラーをつつきながら独り言を楽しんでいた。

―商店街

ハルカはしばらく歩いていると商店街にたどり着いたのだ。
店には新鮮な野菜や採れたての魚が並んでいた。
ハ「あっ!ここの商店街懐かしいな、
母さんとよく来てたっけ?」

実は先ほどの橋の近くにはハルカの自宅がたてられていたのだ。
ハルカは八百屋に入り、シチューに必要な野菜を探す。

ハ「ブロッコリーと人参と玉葱・・・
あった!」ハルカは会計を済ませ、
店を出る。

ハ「後は鶏肉とシチューの塊だけだよね?あっ、でもシチューの塊はストックしてあるからいいや、じゃあ後は鶏肉だけだね」

今度のハルカはさっき買った野菜が入った袋を片手でもち歩きながら独り言を楽しんでいた。

ハ「お肉屋さんはどこ?あったわ」
ハルカは肉屋に入り目当ての鶏肉を
探す。
ハルカは鶏肉を見つけ会計を済ませ、
自宅へ戻る。
ハルカは本日3度目の独り言を口にする。
ハ「最近独り言増えたなあ・・・まさか私中二病じゃないよね・・・?
それだけは・・・」
・・・ハルカは北アメリカから離れてからずっと独りだった。当たり前。
だって自分は死んだことになってるから。
ハ「そりゃそうだよね。会ったら絶対ジョアヴォと思われて殺されるよ」

ハルカは歩いていると先ほどの大橋を通ることになる。
ハルカはあることに気付いた。

ハ「さっきの二人だ・・・何か見たことあるんだよね・・・?・・・気のせいかな」
ハルカははや歩きで長い橋を通りすぎる。

そこにはハルカの自宅があったのだ。
その自宅はハルカの死亡の確認される前に両親にもらった一軒家だった。
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