「ママチャリで・・・しかもこの急な坂道を鼻歌まじりで登るだと!!」

「弱虫ペダル」のキャラクター「今泉 俊介」も、主人公「小野田 坂道(さかみち)」と同じ「総北高校」に入学した。

「坂道」とは全く別の目的での入学、中学時代には県内自転車競技(ロードレーサー)大会「準優勝」を獲得するが、1位との差は圧倒的な差であった。

「誰よりも速い世界最速ロードレーサー」を目指す俊介にはかなりの屈辱となり、それをバネとし、総北高校入学後更なるトレーニングに励むのだが・・・。

授業が終わり、放課後の裏校舎に俊介専用ロードバイクを準備する俊介。その隣に「ママチャリ」に乗った「坂道」がいた。

「おい、ここは裏門坂、危険だから正門坂から行け」

総北高校は坂の上に建設されている高校。

「正門坂」は坂が緩く、裏門坂は急な坂が多く「ママチャリ」では、到底登れない。

「それでも行きますから」と、そのまま一緒に出発するが、当然「坂道」は、急な下り坂を操作ミスで横転してしまう。

「あほか。」

そのまま置いて行く俊介。

途中の道で心拍計をつけ、全速力でロードバイクを漕ぐ、その先の坂道で人影を見つけた俊介は、追い抜こうと近づくと・・・そこにはアニメソングを鼻歌を歌いながら、上り坂を「ママチャリ」で登る「坂道」の姿があった・・・。

書店でのお試し用冊子は、たしかここまでであった。

ちょうどいい感じの区切りである。

1話にしては、読み応えのあるボリューム・個性的なキャラクターがハッキリ見える。

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