人間を「捕食する寄生生物たち」

寄生生物に対抗する「人間たち」

そして、上手く寄生することができず、体の一部に寄生することになった「新一とミギーのような寄生生物と共存をしながら生きている者たち」

漫画「寄生獣」の世界観はこの3つの視点で進んで行くが、基本的に「寄生獣」本編は、「新一とミギー」の視点で進むことになる。

「寄生生物たち」は人間の体を頭部から身体を操り、人間の姿で、「人間社会」に紛れ込みながら「空腹」から逃れるため「餌」である「人間」を「捕食」する。

中には、「人間」そのものの「感情」によって行動する様・人間そのものに興味を持ち、人間を観察している者たちもいる。

寄生生物に対抗する「人間たち」、つまり私たち「人間」のことだが、「寄生獣」本編での序盤は、特に目立った行動はないが、物語後半になると物語の途中の事件で「寄生生物たちが人間に紛れて食べて、殺している。」事が明るみになり、警察・自衛隊と、大事になって「寄生生物たち」討伐へと動き始める。

物語本編でも同じ「新一とミギー」と同じ「寄生生物と共存しながら生きていく者たち」は、基本的に相手の寄生生物たちから攻撃されることがない限り、平穏に共に暮らしている。

ちなみに「ミギー」のような体の一部に寄生してしまった「寄生生物たち」は、本体である人間が食事を取り、その食事の栄養分で生きている。

とこの3つの視点が交互に交じり合い、「寄生獣」の物語をより高騰させている。

この物語を読者に分かり易く描いている「岩明 均」先生ならではの漫画「寄生獣」が、「名作」と呼ばれるのも、過言ではないだろう。

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