プライド

□かなしみが追いかけてくる
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「守里、宮さんと何かあった?」

「え、何で?」

「いや、何か……何となくだけど間違ってたら否定して。守里が宮さんのこと避けてるような気がしてるんだよね。宮さんも宮さんで何もしてこないけどずっとちらちら守里の方見てるし……」



かぎーは本当に目ざといというか。よく気づくなあそんなこと。だけどこの間あったことなんて言いたくても言えないし。何気にこのチーム、噂話大好きだからかぎーを疑う訳では無いけど言うに言えないし。もちろん、心配してくれているのはありがたい。かぎー大好き。



「んー。ちょっとねえ。ただ喧嘩したとかじゃないから大丈夫だよ。……多分」

「……最後の間あっての多分って更に不安になるんだけど」

「うちが一方的にじゃないけど気まづさ感じてるだけだよ。ここはうちと宮さんのことだからそんな心配しなくても大丈夫大丈夫」

「……本当かなあ」

「何とかなる!はず」

「そこまで言うなら守里を信じるよ」

「ん。ありがと。……あ、そうだかぎー」

「なーに?」

「かぎーのこと、好きだよ」

「守里のデレ期!?!?」



さあ、もうすぐでオールスターだ。





かなしみが追いかけてくる

20180929


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