プライド
□夜に触れる
1ページ/1ページ
「監督!1000勝目おめでとうございます!」
「ありがとうまも。昨日今日と移動お疲れ」
「いえいえどうってことないです!それにしても北海道で1000勝目挙げれて本当によかったですね!」
「それもまもがファイターズの一員としてファイターズを支えてくれてたからだよ。調子のいい時も、辛い時も」
「私、調子のいい時も辛い時も両方見てきてますけどそれを乗り越えたファイターズってやっぱり強いと思うんです。だからファイターズのために、って思えるんです」
「……最近、まもには無理をさせてるな」
「……毎日のように投げてることですか?」
「ああ、それで疲労とかもあって打たれたりしてるし精神的にもきてるだろ。本当に申し訳ない」
「何で監督が謝るんですか…!あそこを私が抑えておけば、っていう時なんて何回もありましたし……」
「はは、謝らなきゃ気が済まないんだよ」
「私たちの方も監督やファンに申し訳ないと思ってます……ここ数ヶ月似たような試合展開になってしまって、」
「後半戦、巻き返して行けるところまで行ったらいいさ」
「……そうですね、」
夜に触れる
20170727