プライド
□さらってしまえたらいいのに
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「は!?」
「何やねん急に大きな声出して」
「マジか!見てください宮西さん大泉洋!!」
「お前大泉洋好きやったっけ?」
「言ってませんでしたっけ?好きですよ」
「ええ?知らん初耳や……」
「うっそ、絶対言ったことありますって好きだって」
「聞いたことあらへんー」
「でもすごいですね、セレモニーに大泉洋……スターだ……」
「(むう)」
「……宮西さん?」
「……なん、」
「何でそんなあからさまに不機嫌になって不貞腐れてるんですか小学生ですか」
「悪いか」
「あ、もしかして嫉妬ですか?ん?」
「うっさい調子乗るなぁ」
「いててて!調子乗ってるの基本宮西さんじゃないですか、あ、やめて下さい首締まるううう」
「今日だけはちょーっと黙っとけ、黙ってれば美女やしかっこいいし」
「何だ今私は貶されてるのか?」
「(大泉洋に嫉妬なんて恥ずかしくて死んでも言えへんなー)」
さらってしまえたらいいのに
20170507