プライド

□やさしいプラチナ
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「あ〜〜〜ここはオアシスか……?」


E11「……守里ちゃんお疲れさま」


M12「さっきめっちゃ絡まれてたねえ」


「私も割と無駄絡みする時ありますけど、特に他球団の野手陣は無駄絡みしてくる人が多くてですね……」


E11「でもそれを無理矢理引き剥がさないのが守里ちゃんの優しさだよね」


「うーん、まあ基本的に皆さん敵だけど好きですしね」



そろそろ投球練習でもしようかと思ってブルペンに入ると、そこには岸さんと石川さん。2人からは何か浄化してくれるような雰囲気が出ている気がする。2人とも変にベタベタしてくることもないし、オアシス。



「……そうそう、2人に癒されてる場合じゃないんや。軽く投げ込みしようと思って来たんだ」


M12「そういえば甲斐くんが守里ちゃんの球受けたいって言ってたよ」


「え、ホンマですか?」


Sh62「呼びましたー?」


「うお、タイミング良く」


M12「守里ちゃんの球受けたいんだよね?」


Sh62「はい!他球団の選手の球受けることなかなかないですし!そして岸田さんの球受けてみたいなーってずっと思ってて」


「おー。それはありがたい。……ところで甲斐くん、うちのこと下の名前で呼んでくれん?」


Sh62「え、いいんですか?」


「うん。むしろその方が嬉しい。いやほら兄貴も岸田で投手じゃん?紛らわしいかなーって」


Sh62「じゃあ守里さんって呼ばせてください!」


「よっしゃ、したらうちの球、受けてくれる?」


Sh62「任せてください!」


E11「すごい微笑ましい空間だなあ……」





やさしいプラチナ

20181002


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