プライド

□わたしも執事が欲しいわ
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「守里〜〜〜!!!」


「あーーー!来るなアーーー!!!」


「守里〜〜〜!!!」


「冠宇!待て!ハウス!」


「ヤダー、久しぶりに守里に会えたから少しの間でも守里といるのー」


「だからって叫びながら近寄って最終的に抱きつくの辞めてよ……」


「だって守里サイズ的に丁度いいんだもん」


「(こんなとこナオさんに見られたら絶対冠宇はナオさんにボコられる……)!!!」


「……まも?」


「な、……宮西さん…!」


「宮西さん?」


「ちょ、おま、陳!何やっとるん!?!?!?」


「何って、ぎゅー?」


「可愛く言ってもアカンからな!まもはうちらのや!離せ!」


「えー、ヤダー守里〜〜〜」


「ごめんな冠宇、今回ばっかりは許して〜〜〜」


「えぇ〜守里〜〜〜」



* * *



「あのなぁまも」


「あんまりベタベタすんな、でしょ」


「分かっとるんなら「今回は違う!というか冠宇に関しては例外やんか!?」……」


「ナオさんのそれ、もうただの嫉妬でしょ分かっとります」


「…………」


「ん、分かっとりますから、うちも悪いところもあるし、去年以上に気をつけなきゃいけないですね」







わたしも執事が欲しいわ

20180420


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