プライド

□7本の薔薇
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「守里」


「はい、っ!?」


「何そんなびっくりしてんの」



振り向いたらそこには、稼頭央さんが立っていた。びっくりすると稼頭央さんはけらけらと笑った。そんな姿もかっこいい。そうだ、今年から稼頭央さんはライオンズに戻ってきたんだ。



「いや〜…稼頭央さんがライオンズに戻ってきたんだな〜ってじわじわ実感してますね……」


「あれ?守里の小さい頃って俺ってライオンズだった?」


「確かそうです、幼心ながらにかっこいいなあって思ってました」


「今は?」


「今も!今ももちろんかっこいいです!稼頭央さんが現役続けてる間にライオンズユニ見れるとは思ってませんでした!」



早口で言うと稼頭央さんはまた笑う。ああ、そんな姿もかっこいい。



「今年も、守里には負けてられないからな」


「それは私もです」


「守里の活躍は嬉しいけど、敵としては侮れないからな…期待しつつ頑張れよ」


「ふふふ、ありがとうございます」







7本の薔薇

20180420


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