プライド
□how to 博愛
1ページ/1ページ
「おーい、守里〜〜〜」
「何でしょうかマックさん」
「今大丈夫か?」
「大丈夫ですよー。とりあえず軽く片付けたら行きますねー!」
「あ、全然ゆっくりでいいから。特別急ぐ内容でもないし」
「? はーい」
* * *
「マックさんお待たせしました」
「おー、お疲れ」
「マックさんもお疲れさまです」
「いやー、疲れるな」
「そうですねぇ(どうしたんだろう)」
「………………」
「………………」
「……守里、大丈夫か?」
「え?」
「コンディションとか、気持ち的にもそうだし」
「えー、何言ってるんですかマックさん。大丈夫に決まってるじゃないですか」
「昨日で交流戦終わったわけだし、あまり無理するなよ」
「珍しくマックさん押してきますね……誰かに色々と言われました?」
「あー、吉井さんにな」
「えっ、吉井さん?」
「守里がもしかしたら何かしら色々抱えてるんじゃないかってな。吉井さんの口から言ったらきっと守里は強がるから、って」
「……まあ、辛いって言っちゃえば辛いですけどねぇ。ただ投手陣で調子いいの私くらいなので。私に出来ることを出来る限りでやってるだけです、だから大丈夫です」
「……守里、(なでなでなで)」
「!」
「今のファイターズには守里の力も必要だからな、」
「……はい、っ」
how to 博愛
20170711