プライド

□あの子には色気が足りてない
1ページ/1ページ


「げっ」


16「おいこら逃げんな守里」


「やめてくださいワクさんセクハラで訴えますよ」


16「これはギリギリセクハラって言わないから大丈夫大丈夫」


「……一応セクハラっていう認識はあるんですね…」


16「……とっさに抱きしめてこれはセクハラって間違われそうだけどな」


0「……ワク………」


16「うわ、荻野さん……」


「ヘルプミー荻野さん」


0「守里ちゃん大丈夫?どうしてこうなった?」


「ワクさんに見つかって逃げようとしたらとっさに腕引かれて抱きしめられてこんな状態ですね」


0「この状態ですぐ離さないワクもワクだね」


16「(すぐに離そうと思ってたけど案外守里の身体からいい匂いして離れるに離れにくくなったとは言い出せねぇ……)」


0「この顔は絶対悪いことか何か考えてる顔だ……」


「えっ」


16「……いや…」


「ワクさん……そういうあれだったんすか……?」


16「だーれがそういう目で守里を見るか」


「……ワクさん酷い、」


0「もう少し素直になれよ〜」






あの子には色気が足りてない

20170615


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ