プライド
□しわくちゃに笑うキミが好きなのです
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「ああ〜……つっかれた……」
「まも?どうした?」
「矢野さん……」
「ずいぶん満身創痍だけど」
「いや、練習後に色んな局の記者にインタビューされまして……疲れてるところに記者たちの質問攻めはしんどいです………」
「ああ…確かに記者たちに囲まれてたね……」
「去年の後半から調子落ちてきたからって今年はどうですかー、とかいちいちうるさいんですよ!そりゃあシーズン後半から調子落ちてきて思わぬ結果残せなかったら今季はどうですかー、とか!分かりきってること聞かないでほしい……疲れる……」
「でもまも、無理矢理振り切ってなかった?」
「もうしつこかったから無視して戻ってきたのがついさっきです」
「……はは、お疲れさま」
「もー、本当に記者って同じことしか聞かないから嫌なんですよ……」
「大丈夫、まものことならファイターズに関わってくれてる人たちが1番分かってる(なでなで)」
「……そうですね、あの人たちなんて、やなことしか書かない…」
「俺も、まものこと今年も信じてるよ」
「へへ、ありがとうございます、矢野さん。元気でました」
「そう?ならよかった」
しわくちゃにわらうキミが好きなのです
(「やっぱりまもは笑ってる方がいいよ」)
(「(矢野さんの笑顔見てると、何か安心する)」)
20170204