プライド

□彼氏よりアイドルの方がずっと好き
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「宮西さーーーん!こらーーー!!起ーきーろーーー!!!」


「んあ……あと5分………」


「あと5分ってさっきも言ってました!早く起きて!間に合わない!ついでに私も間に合わない!!」


「んん………まも…………?」


「そうです!初日から寝坊で遅刻とか笑えませんから早く支度してくださいよ!(起こしに来てる私の身にもなってほしい……!!)」


「……ちょっとくらいええやんかぁ…」


「っ、ぐ!腕引っ張らないで……!!(寝起きなのに力強すぎ……!)」


「……んー…しゃーないなあ、遅刻するんもあれやし、起きたる……」


「何でそんなに上から目線なんですか……」


「……あー、しんどぉ」


「キャンプのときとかは私起こすからいいんですけど、いつもどうしてるんですか…?奥さんに起こしてもらってるんですか?」


「いや、そのときは自分で頑張って起きてるかな」


「じゃあキャンプも頑張って自分で起きてください毎日のように起こしに行く私の気持ちも考えてください」


「まも、いつもありがとうな」


「……いや、まあねぼすけで寝起きの悪い宮西さんを起こすのはもう私の役目になってるので慣れました」


「そんなこと言って、ちゃんと遅いときはこうやって起こしに来てくれるやん」


「そろそろ自分1人で起きてほしいですけどね」


「ぶつくさ言いつつも起してくれて遅刻しそうでも待ってくれるまもが俺は好きやで」


「はいはい、私は宮西さんのこと好きじゃないですけどねー」


「何言っとん、分かってるで〜?」






彼氏よりアイドルの方がずっと好き

20170204


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