青の魔女語
□序章
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この時代は、ミスリア王国とキユリア帝国の二つの国で大まかにできている。
もともと、一つの国だったが1人が反乱を起こし帝国が生まれた。
俺は、王国の方で一応王国軍の危ない仕事を単独でしている。
「蒼(あお)。折(おり)様が呼んでる」
「わかった」
折様、というのは王国軍の三人称の内の1人で俺の上司だ。
あの人は、嫌いだ。だって....
「あー、蒼君。おいで〜」
スゴくユルい。
俺がドアを4回ノックすると、折は気が抜けた声で俺の名前を呼んだ。張り詰めた気がこの人の所為で抜けてしまう。
通称、折様専用部屋...に入った俺は、折が誘導するがままに近くのソファに折と向かい合うように座った。