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□(NL)ネ:機械種
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2072年、世界は第三次世界大戦に突入した



2128年、56年の月日をへて終戦となった。戦争が終わる前、巨大な隕石“阿修羅”が突然と迫っていた。人は、そんなのはモノとせずに戦争に夢中になっていた。何の対策もせず、民衆にも何も教えなかった。だから、阿修羅が落ちてくるその日その時間まで、戦争に時間を費やしていた。
 それが仇となり、世界各国の人々が死に追い遣られた。

人とは、失てから気付くものだ
 阿修羅により、世界の人々は自分がどんなに愚かか気づいた。


2200年、終戦から72年。今は、戦争の跡形もなく、世界の人々が協力して生きていた。阿修羅の所為で地形が一つの島国となった世界。中心部と言われる真ん中の部分は、有能な人や貴族などが住み、それを取り囲むように5つの地域ができた



≪ソウ様、今日は、4月8日晴れです≫


聞きなれた機械とは到底思えないような人の声を模した音で朝を迎える

ベッドを抜けてカーテンを開けて外を見ると、言っていた通り青い空ばかりが広がっていた。ただ一つ、普通と違う事...いや、もう日常となっているが、72年前と比べると絶対に違う事...

それは、無数の機械達が人と同じように暮らしている事

昔の人は、自分の意思、自我を持ってる機械なんて想像もしていなかったらしい。昔の書物を見ればだいたいの事が分かった

だが、今はどうだ

俺はチラッと“雇っている機械種”を横目で見た。彼女は、無表情で定位置に背肘を伸ばして立っている

俺は、自分でも多少は言えるほどは家のランクはいい方だ。理由としてまず中央部、センテストに住んでるからな



センテストは、機械によって全てが守られている

全て機械に守られている

機械という“箱庭”に囚われているのに気付いていない

だが、俺は気づいている

≪ソウ様、早く行った方がよろしいかと。ご主人様が呼んでいます≫

此奴は、あくまで無表情でも“自我”が有る事を


そして、俺の父を































________殺した事も
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