another Ⅰ
□In my dream
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今でも憶えてる。
初めて、テミンを見た日のこと。
「ほら、テミナー。お兄ちゃんよ。」
母さんの腕に抱かれたテミンは、少しだけ微笑むように眠っていた。
「うわー、ちっちゃ！」
「あら、ジョンヒョンもこんなに小さかったのよ？可愛いでしょ？」
小さな手にそっと触ったら、指をぎゅっと握ってきて。
その何とも言えない感触は、未だに忘れられない。
「握った！」
「本当に可愛い子だわ。天使みたい。」
その母さんの言葉通り、天使のような可愛い寝顔。
それを見て、心に決めたはずなのに。
一生大切にしよう、と…。
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