低燃費少年
□大丈夫か。犬よ。
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ここは何処だと呆然と立ち尽くしていると
犬が道路に飛び出して行くのが見えた
危ないぞー
なんて思いながら何となく犬を観察いていると……
トラックが犬に接近して来た
ヤバっ…助けないと…轢かれる…
そう思って犬の元へ走り出す
犬の近くに来ると、トラックはもうすぐそこ
滑り込めば間に合うッッ…!
そう思ってトラックの前に飛び出し、犬に手を伸ばし抱え込むようにすると
反対側の歩道の柵に背中を強打した
「いっ…!?」
背中は痛いけど間一髪、なんとか助けることができた
よかった…
俺は立ち上がって柵を越えて歩道へ。
犬を見ると震えていた
「怖かったよな。俺も怖かったぞ←
痛てぇし。汚れたし。
まあ、お前に怪我無くて良かったわ。」
なんて、犬に話しかけてると、飼い主らしき人……というか、人達が駆け寄って来た
飼い主探す手間が省けた
「コイツの飼い主か?」
「はい」
水色の少年が涙目で答える
「よかったな。犬。飼い主泣きそうだぜ」←
よく見ると全員涙目
ウケるw
「別に、泣きそうじゃないです」
「涙目で言われても説得力無いけど」
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