物語

□運命
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小鈴は、新選組の芹沢鴨のいる座敷に向かっていた。

”芹沢はんって、どんな人なんやろか…えらい怖い人やて聞いたけど…”

「小鈴どす、どうぞよろしゅう…」

「入れ。」

小鈴が部屋に入ったときには、芹沢は既に酔っていた。

「芹沢はん、お酌します…」

小鈴は、柔らかな笑みを浮かべて芹沢に酒を勧める。

それに気を良くした芹沢は、大量に酒を煽り小鈴の身体をいやらしい手つきで撫で始めた。

「芹沢はん、やめとくれやす。うちは、遊女やのうて舞妓どす。芸は売っても身体は売りまへん。」

芹沢はそうきっぱりと言い放った小鈴を睨みつけると、小鈴のほそい腕を掴み、奥の座敷の襖を開けた。

すると、そこには一組の布団が。

それの意味することを理解した小鈴は、必死に抵抗をはじめる。

「芹沢はん、やめとくれやすっ!」

えぇい、うるさい!!
舞妓の身分でこの俺に口出しするんじゃない!!

きゃあっ!

小鈴は激情した芹沢に組み敷かれ、だらりの帯を緩められてゆく。

嫌どす!やめとくれやす!いやぁ!

小鈴は必死に抵抗したが、芹沢にとうとう帯を解かれ、着物が肌蹴られてゆく。

いやぁ、堪忍しておくれやす…

うるさい!

ぱんっ!

芹沢は抵抗する小鈴の頬を叩くと乱暴に胸を揉みしだく。

いやぁ…

泣き叫ぶ小鈴の唇を己のそれで塞ぎ、荒々しい口付けをしながら小鈴の着物を肌蹴させてゆく。

そして、ついに小鈴の細い脚を大きく広げて、大きくいきりたった赤黒い雄を取り出し、小鈴の小さな秘所に擦り付けた。

いやっ…それだけは…やめとくれやす…

うるさい!お前は黙って俺に抱かれていたらいいんだ!

そう言うなり、芹沢は小鈴の細い腰を掴み自分の方へ引き寄せた。

グググッ

い…た…いやっ…
あっ…あぁぁぁぁぁ!!

どうだ?
好きでもない男に抱かれた感想は…?

はははっ!!

芹沢は、さも愉快そうに笑い、ゆっくりと自分の存在を主張するかのように律動を刻みはじめた。

ぐちゅ…ぐちゅ…

いやっ…あぁ…抜い…とくれやす…

ぱんっぱんっぱんっぱんっ!

はぁぁぁ!!う…んっ…

いきなり激しく腰を打ち付けはじめた芹沢に、小鈴は戸惑いを隠せずあられもない声を出す。

そろそろ良くなってきたか?
うん?

ぐちゅ…ぐちゃっ…ぐちゅ…

あっ…はぁ…ん…やっ…

小鈴は、虚ろな目をして唯々芹沢に揺さぶられ続けていた。

そして…

ぱんっ…ぱんっ…ぱんっ…

あっ、あぁぁぁぁ!

くっ…中に…出す…ぞ…

芹沢がそう言った瞬間、小鈴の意識が浮上し、目を見開く。

それだけは…堪忍して…おくれやす…芹沢…は…ん…

再び抵抗する小鈴だったが、芹沢の激しい律動により、理性は遠ざかってゆく。

ぐちゅっぐちゅっ
ぱんっぱんっぱんっ…

あっ、あぁ!

いやぁぁぁ!!

びゅるっ…どく…どく…どく…

芹沢は、小鈴の最奥に熱い白濁を注ぎ込んだ。

最後の一滴まで、注ぎ込むように、ゆるゆると出し入れをし、やっと赤黒い雄を小鈴から抜き取ったのだった。

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