モノクロの女王と白金

□2. スタンド
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「……っえええぇぇぇぇ!?承太郎がッ!?」

「そうなの!ああもう、私どうしたらいいのォ〜〜」

私の名前は佐々木星彩、17才です。高校生しています。
そんな私はお向かいさんで幼馴染の承太郎…の母親、ホリィさんと二人で頭を抱えています。

「あの承太郎が…留置所に……」

いろいろやらかしてるなあ、とは思っていた。でも彼は根っこは優しいから、犯罪には手を出さないと思っていたからショックだ。タバコは吸うしお酒も飲むが。

「それで、承太郎は…?」

「おまわりさんたちによると、喧嘩らしいから釈放されるらしいんだけど…承太郎は悪霊にとりつかれてるから、原因がわかるまで牢屋から出ないっていうのよ!」

なんだ喧嘩か良かった。
しかし、悪霊…とは一体なんなのだろう。承太郎に限って、そんなオカルトを信じるとは思えない。私は彼を信頼しているし、ホリィさんたち家族を除いて彼を一番知っていると、胸を張って言える。

「そう、今日はそれでパパが来るの。星彩ちゃんが一緒なら出るかもしれないわ。一緒に来てくれる?」

「もちろんです。…パパってことは、ジョセフさん?」

「そうよ」

なんだか大事になってきちゃったな、と思いながら、私はホリィさんと空港へ向かった。
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