01/24の日記

22:22
ちょいと独り言
---------------


皆さま、お久々でございます。
元旦以来はじめての更新です。
長らくお待たせをいたしました<(_ _)>

ここでは毎度、管理人のどーでもいい日常生活の愚痴について語らせていただくことになっています。
ですが今回は、更新が遅れてしまった理由について、少しお話ししたいと思います。

管理人の祖父(御年八十一歳)が、先日、精密検査にて肺癌を宣告されました。
宣告を受けたのは今から一ヶ月ほど前。
それから検査がなんやかんやとありまして、木曜日から入院することとなりました。
月曜日にオペを受ける予定です。

うちの祖父は年齢にしては元気な方で、毎日のウォーキングと軽い筋トレが趣味と取り柄です。
それが仇となったのでしょうか、癌は先生方の予想よりもかなりのスピードで、祖父の臓器をむしばんでいました。
発見された当初の倍にまで膨れ上がっていたそうです。
癌は体が若い人ほど、成長が早いのだそう。

検査結果をうかがったのが先週の火曜日。
それで翌週に手術となると、やはり先生も相当急いているようで…。
我が家は今かなりごたごたしていて、両親も仕事に支障が出はじめています。
母なんて、ここ一ヶ月で有休を一週間分ぐらい使っています…(>_<)
仕方ないんですけどね、自分の実の親ですから。

でも、体が同年代に比べりゃいくらか若いといっても、しょせんは八十一歳。
先月、一日だけの検査入院の際も、かなりやつれて帰ってきたうちの祖父。
正直、メスを入れての手術に耐えられるかどうか…。

私は最初、祖父のオペに反対しました。
リスクが高すぎる。
オペがうまくいったとしても、感染症の危険がある。
むしろ恐ろしいのはそちらの方だ。
癌細胞も想像以上に大きくなっているから、切除できないかもしれないといわれた。
それに癌細胞を切除できたとしても、転移がある可能性もあると先生がおっしゃっている。
もし最悪、癌を取り除けなかったうえ、転移もあったとしたら?

家族みんなでそのことについて長々と話し合い、時にはケンカもしました。
祖父もあまり乗り気ではないようでしたし、セカンドオピニオンという手もあると母もいいました。

ですが、癌はセカンドオピニオンを待ってくれません。
一刻も早くオペをしないと、肺がひとつ完全に機能しなくなる。
一ヶ月どころか一週間先に延ばすことも危ない。
そう主治医の先生にもいわれました。

昔、私がまだ中学のころ、祖父は大腸癌で入院したことがありました。
最近、その時のことをよく思い出します。
あの時、祖父は予定していたオペを受けることなく、三日で退院しました。
なぜかというと、ポリープが内視鏡に引っかかって、ポロッと、あっさりと、いとも簡単に取れてしまったから、だそうです。
病院にいる祖母からそう連絡が来た時、私も母も唖然としてしまいました。
退院の際、当時の主治医の先生は笑っていっていたそうです。
「あなたは本当、奇跡のような人だ」と。

その奇跡が、もう一度起きてくれやしないものか。
肺癌のことをはじめて知らされた時、心からそう願いました。
またなんらかの影響で、癌細胞が外れてくれやしないか。
八十一にもなっておなかを切り裂いて全麻をかけて、それでも治る見込みがない手術を受けなければならないのか。

あさってには手術当日だというのに、私はまだ奇跡が起こりやしないかと期待してしまいます。
あんなに元気で若々しい祖父が、そう簡単に病気なんかにやられやしないのですから。
昔から祖父は、風邪ひとつひかない健康な人だったのですから。

毎朝、起きてすぐに新聞を取って、ゴミを出し、祖母の車にエンジンをかけていた祖父。
あたりまえの光景がなくなってしまった今、祖父と離れているのがさみしくてたまりません。
一緒にいる時は、そんなふうに感じないのに、おかしなものですね。
また明日、祖父の見舞いにいきます。

久々の日記で重苦しい話を失礼いたしました。
ここまで読んでくださったお優しい方、ありがとうございます<(_ _)>

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ