見てみましょう、
□一話
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ppppp…
ppppp…
「ん…
あ、れ…?」
目が覚めると見たことのない家の天井が見えた。
ゆっくりと起きあがって周りをきょろきょろと見回す。
壁には時計と私のと同じデザインの制服がかかっていた。
机に乗ったPCはなぜか電源が付いていた。
ベッドから降りてPCを
のぞき込んだ。
どうやらメールが来ているようだ。
「これ、見て良いの…?
いいや、見ちゃえ。」
メールをクリックして受信ボックスを開いて新着メールをみた。
鈴漓へ
おはよう鈴漓。
今日は転校初日ね。
遅刻しちゃ駄目よ。
鈴漓の携帯に中学校の地図送っといたわ。
それ見て行ってね。
じゃあお母さん今日から仕事でグアム行かなきゃだから。
バイバイ
PS:夏休みには帰ってくるわね。
「………お母さん…?
転校…?
どう言うことなの…」
私は死んだはずなのに