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□恋。5
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『あの…』

歌『ん?』

『どうして私なんかに一緒に帰ろうと言ったんですか?』

歌『あー…うん。聞きたいことがあって。』

『聞きたいこと?』

歌『うん。』

『なんですか?』

歌『あのさ結愛ちゃんって…研二先輩のこと好きなの?』

『え?』

歌『好き?』

『あ…私…(そんなこと…考えたこともなかった…)』

歌『やっぱり好き?』

『いや…先輩としてはとても好きです…でも…』

歌『でも?』

『私…昔のことで…好きな人とかいままでつくってなかったし…作る気ないから…だから先輩は、そういう対象ではないです…。』

歌『昔?何かあったの?』

『付き合ってた人に突然裏切られたんです…あはは…』

歌『ごめんね…嫌な事思い出させて…』

『いや!大丈夫です!あの歌広場さん!』

歌『は、はい!』

『お友達になっていただけませんか?』

歌『へ?ぼくが?』

『はい!私…相談とか出来る友達があまりいなくて…でも歌広場さんなら色んなこと相談したりできそうだから…嫌ですか?』

歌『そんなこと!むしろ大歓迎だよ!』

『ホントですか!?よかった…』

歌『じゃーこれからは、淳って呼んで!』

『そ、そんな馴れ馴れしい…』

歌『友達だからいいの!ね!』

『じゃ、じゃあ…じゅ、淳…くん…』

歌『あはは!よし!じゃーね!結愛ちゃん!』

『あ、さよなら!』
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