krkの籠球 連載

□猫を拾う4【赤司】
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『こんばんは。珍しいですね、赤司君から電話をもらうなんて』
『たまにはいいだろう? それとも迷惑だったかな?』

ベットで寝ているかぐやを横目に電話をした相手は黒子だ。

『いいえ。特に明日は仕事が遅番なので大丈夫です』

まだ真夜中という時間帯ではないが、黒子の仕事場は保育園だ。早番の場合は早々に休むのが当然だ。
確認をせずに連絡をしてしまったが運が良かったというべきか。

『ところでどうしたんですか。何の用もなく赤司君が連絡をしてくるとは思えないので』

本題への切り込みが相変わらずだな、と思ってクスリと鼻で笑ってしまった。

『相変わらずだな』
『すみません』

本当だよ。
まあ、相手が黒子だし電話をかけたのも俺だ。文句をいうことはできないね。
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