krkの籠球 2
□もうすぐクリスマス? 【洛山】
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〜〜♪♪
「もしもし、征ちゃん?」
「なんだ玲央か。どうした?」
「明日の練習のことなんだけど。集合は今日と同じで大丈夫?」
「ああ。いつものメニューはもちろんだが、ちゃんと各人のスキルに沿ったものを作成しているが、時間的な負荷をかけるようなことはないと思うから大丈夫だろう」
「さすが征ちゃん♪ じゃあいつも通りの集合で問題ないわね。ありがとう。でも個別メニューを作るなら私も手伝うから声をかけてね」
「そうだな。次の機会には頼むようにするさ」
「そうしてちょうだい。ところで征ちゃんは冷え性かしら」
「あまり考えたことはないが、やはり京都は少し冷えるように感じるが。それは練習に何か関係があるのか?」
「ううん。ちょっと聞いてみただけよ。じゃあ冷やさないようにちゃんと寝てね。おやすみなさい」
ガチャッ
〜〜♪♪
「あ、赤司?」
「どうした、小太郎」
「あのさー、明日の練習なんだけど」
「さっき玲央からも連絡があったが、特になにも変更はないが」
「サンキュ! じゃあまた明日ね」
「ああ」
ガチャッ
〜〜♪♪
「もしもし黛ですが。赤司主将、今よろしいでしょうか」
「どうした黛。珍しいな」
「実は、明日の練習についてなんですが」
「さっき玲央と小太郎からも連絡があったが、特に変更はないが」
「わかりました。それともう一点良いでしょうか」
「なんだ?」
「タオルは吸収性の高いものと肌触りのどちらが重要だと思いますか?」
「何のことだ?」
「技量ではない部分。ゲン担ぎのようなものですが、主将が重要だと思われる部分に重点をおいてみようかと」
「どちらも重要だと思うが、強いて言うなら肌触りだろうか」
「ありがとうございました」
「ああ」
ガチャ
一体何なんだ?
今日の解散のときにもちゃんと通達してあったと思うのだが……
頭をひねる主将の赤司。
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そのころ……
「ちょっと小太郎、綺麗にラッピングしなさいよ。リボンが結べないでしょ!」
「そんなこと言われても……あ、黛のほうが上手いと思うんだけど」
「確かに繊細そうだものね」
「がんばります」
実渕の部屋で赤司の誕生日プレゼントを用意するレギュラー陣(根武谷を除く)の姿がありました。
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ウインターカップはもちろん重要なんですが、赤司教の彼らには赤司様の誕生日は重要項目の一つなんです。(たぶん)
根武谷が居ないのは、『汚いからイヤッ!』という玲央ちゃんの思惑です。