薄桜鬼_現代 主は小説家

□紅葉狩り2 男坂【原田】
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原田さんが帰宅されたころを見計らって『週末は締切が……』なんて言ってみたけど、向こうには不知火さんという私のスケジュールを熟知できる人物がいて嘘が簡単にバレました。
平助くんと斎藤さんの『行こうよ。行くよね!』というキラキラとした瞳にも勝てなかった……。

そして息切れ状態になってます。
自宅勤務でも適度に外に出る必要性を感じました。ハイ。


やってきましたのは東京のパワースポットの一つ。高尾山。

参加メンバーは『平助くん』『斎藤さん』『原田さん』『私』の4名。
不知火さんは仕事の都合により不参加というわけで、4人ならちょうどいいとばかりに原田さんが車を出してくれました。

麓から山上までは結構な傾斜をケーブルカーで上ってきました。
私、電車ってすべて長方形(羊羹形)だとおもってましたが、世の中には平行四辺形な電車があるんですね。感心しましたよ。

平助くんはしきりにリフトを勧めてたんですが、あの傾斜をリフト……怖すぎでしょ!! 死んじゃうよっ!?
帰りはリフトにしようよーってまだ言ってるけど無視です。ケーブルカーの背後に広がった傾斜でもアウトなんだから絶対に無理!!
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