めいん

□if・・・
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Mside

今日はオフが重なった事もあり

和んちに遊びにきてる


ちょうど昼時だったから

キッチンを借りて

手料理を振る舞う事にした



あとはご飯が炊けるのを待つだけ

和のいるリビングに向かった






潤「めずらしいじゃん、ゲームもしないで。  何か考えごとしてたの?」

和「・・・ちょっとね」

潤「あ、翔さんのこと?」

和「ん〜ちょっとね、考えてた。“もしも”を  」

潤「もしも?」

和「うん、もしも」


また俺にはわからないムズカシイ事考えてんなぁ・・・




和「潤くんはさ、考えたことない?もしも自  分が“女の子だったら”って」

潤「・・・」

和「やってることは今と同じ事だとして、ア  イドルになって嵐になって、・・・しょー   ちゃんに出会って」



・・・つい

自分と重ね合わせて考えてしまう





和「それからお付き合いを始めてデートし   て、・・・・・それから・・・それから・・・・・・・・・  もしかしたら結婚して子供が出来て、お  母さんになって、しょーちゃんを・・・お父  さんにしてあげられたかもしれない・・・・・  ・・・・」




・・・。

どんなに願ってもどうあがいても

手に入れることの出来ない

“もしものカタチ”




和「別に、今の状態に不満がある訳じゃない  の。しょーちゃんはこんな俺を愛してく  れて、これ以上何も要らないってくらい  幸せを与えてくれる。そんな大切な人に  俺は・・・っ、俺は何も・・・・・・ふぇっ・・・」




『何もしてあげられない』

泣き出してしまった和をなぐさめようと

いろんな言葉を探した


“考えすぎだって!”

“気にしてないと思うよ!“


そんな言葉たちは

全て自分にも降ってくる




和「ひっく・・・潤くん・・・」


和の腕に包まれる

いつもお互い包まれる方だから

なんだかぎこちなさが残る


でも今は

このぎこちない温もりだけが

俺たちの心を癒やしてくれる








潤「かず・・・幸せになろうね」

和「・・・そうだね。”もしも”なんて、いらない  よね?」

潤「まぁがいればいい」

和「しょーちゃ・・・がいれば、いい!」


顔を見合わせると

どちらからともなく笑った












この想いは

完全には

吹っ切れない


でも、誓うよ




       キモチ       
“もしも” 以上の愛を、あなたに…





 










思ったより切なくなっちゃった(; ;)

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