進撃短編裏
□箱の中身はお菓子?
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「リーヴァイっ」
リリーが何時もの如く、リヴァイの部屋にノックなしで入ってくる。
リヴァイはわかりやすくふぅと溜息を付き扉のほうを見やる。
「おい、ノックしろ。そして、普段は敬語にしろといつも言ってんだろーが」
「はーい。それはそうと、私さっきハンジさんからお菓子もらったの。リヴァイと食べなさいって。」
リリーがニコっと笑い淹れてきた紅茶をリヴァイの作業している机に置いた。
そしてリヴァイの隣りに座る。
「菓子だ?俺は甘味は嫌いだ。一人で食え」
リヴァイは紅茶に口をつけるとそれっきりリリーには興味がなくなったように机の上の書類に集中した。
リリーはそんなリヴァイを見て、眉を下げたが手の中の歌詞が気になるのかすぐにその箱を開けた。
が、すぐに落とした。
リヴァイは何事かと落ちた箱を見やる。
床には大人の玩具が散らかっていた。
「…な。なんでしょうね。これ…」
リリーがひきつった顔でリヴァイに笑いかけるとリヴァイもまた口角を挙げリリーを見た。
「気が変わった。俺はこっちの甘味なら大好物だ」
「ひぇ!!!、…へ、兵士長殿!わたくし今日は同期のミカサと食事か…」
リリーが顔色を悪くし、ガタっと音を立てて立ち上がった。
「ほう。なら断れ。お前は俺と菓子を食おうとしてたんだろう。俺もそのつもりだ。」
リヴァイは立ち上がったリリーの手首を掴むと、無理やり引っ張り自分へと寄せた。
くちゅ
唇が重なる。
ちゅっ。くちゅ
何度も角度を変えリヴァイの舌がリリーの口内を犯していく。