進撃短編裏
□お仕置き
1ページ/4ページ
.
「呑め」
私は今、リヴァイ兵長の自室にいる。
「あ、ありがとうございます。いただきます」
そして、高そうな瓶に入ったお酒を呑んでいる。
リヴァイ兵長と私は少し前から
付き合っている。
ダメ元で告白したら答えはなんとOK。
緊張して酔いも回る。
「美味しい…です。」
そう私が言うと兵長は
満足気に笑った。
お酒の瓶も残り半分以下となり
私は緊張とアルコールで、かなり酔っ払った。
「兵長、ごちそうさまでした。明日も訓練で早いので、自室に戻」
ドサッ
「!?」
ぐるりと、視界が反転し、あたふたを目の前に目を向けると兵長が私に馬乗りになっていた。
そして覆被さった兵長が、一言
「お前、今日の訓練、遅刻したらしいな」
ギクッ
実は昨日も兵長はお酒を共にしていたのだが、朝が早いからと早々に自室に戻ってからなんとなく
ジャンに借りた本を手に取り読んでいるとあまりに面白くて、夜更かししてしまったのだ。
「えっ…と、ですね。兵」
覆いかぶさっていた兵長が私に唇を重ねた。
「ん…ふ。」
激しいキスに呼吸が出来ず、兵長の胸を叩くとその唇は、私の耳元へと移動し
「仕置きだ」
と呟いた。