トラブル堕天皇子

□診療所
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「ったく…親父のやつすーぐ息子をパシリに使いやがって…」


「マントヒヒってどんな漫画だよ…」









「あれ?明か?」


-大丈夫か?体調悪そうだけど
-問題ありません……
ガタッ
-大丈夫じゃないだろ。ってあっつ!
-大したこと…ありません…
-バカ、医者に診せに行く。おい、リト!


「あ、はい!」


「宇宙人の医者はいるか?」


「御門先生がそうだけど」


「保健室に行く!」


「あ……」


明はヤミを背負う


「まずいんじゃねぇのか?」








ガラッ


「御門先生!っていねぇし!」


「ララ!御門先生知らないか!?病気なんだ!」


「見てないよ。まだ学校に来てないんじゃない?」


「なん…だと?」


「何ィー!?」


「じゃあさ、行ってみようよ。御門先生んち!」








「ここが御門先生の家か」


「なんだかオバケやしきみたいだね〜」


「まちがいねェ職員室で聞いた住所だとにかく入ってみよ!」


玄関が開かれるとそこから出てきたのは……


「あら…どうしたのあなたたち…」


「あ、先生」


「何てカッコしてんだ先生ー!!」


「ん…今まで寝てたから…昨日深夜まで急患が来て忙しくてね…。!そのコ……!」








「なるほどね…これはふつうの風邪や病気じゃない。このコ特有の症状よ」


「先生ヤミちゃん大丈夫なの?」


「もちろん!死人以外ならどんな患者だって治してみせるわ」


「はい。じゃ、早速脱がすわよ結城くん手伝って」


「はぁ!?」


「先生、リトがそんなことできるはずがありません」


「なら金星くんが手伝って」


「何故ララを指名しないんですか、同性なのに…」


「私がお手伝いしまーす!」


「そら外に出てるぞリト」


「あ、うん…」


-それそれー
-あらララちゃん手際がいいわね


「じゃリト俺は俺でお見舞い買ってくるからそっちは二人で行動してろよ」


「ああわかった」


「それじゃ明またねー!」


「ああ」









「お土産買ってきたよー!」


「あ、待てまだ…」


「うわわ引っ張るなって!」


「あ」


「あ」


「はぁ……」


明は廊下で頭に手を当てて、何やってんだって感じでため息を吐く


「い…いやあの…そ…そんなつもりでは…」


「死んでください…」


「ギャーー!!」


「リトーっ」


「キャーッ、私の家で暴れないでーっ!!」


「何してんだか……」



落ち着いてから明はヤミにお見舞いのたい焼きを渡した


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