インフィニット・ストラトス〜堕天皇子

□ゲット・レディ
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「こい、白式!」


「いくぞ、紅椿!」


二人ともISを展開する


「じゃあ、箒よろしく頼む」


「本来なら女の上に男が乗るなど私のプライドが許さないが今回だけは特別だぞ」


「いいか、箒、これは訓練じゃない、十分に注意してとり……」


「無論わかっているさ、心配するなおまえはちゃんと運んでやる、大船に乗ったつもりでいいさ」


「なんだか、楽しそうだな、やっと専用機を持てたからか?」


「え?私はいつもどうりだ、一夏こそ作戦には冷静にあたることだ」


「わかってるよ」


ピー


「織斑、篠ノ之聞こえるか」


「はい」


「よく聞こえます」


「今回の作戦の要は一撃必殺だ短時間の決着を心掛けろ、撃つべきはシルバリオ・ゴスペル、以降福音と呼称する」


「「了解」」


「織斑先生、私は状況に応じて一夏のサポートをすればよろしいでしょうか」


「そうだな…だが、無理をするな、おまえは紅椿での実戦経験が皆無だ突然何かしらの問題が出るとも限らない」


「わかりました、ですが、できる範囲で支援をします」


「あの子ちょっと声が弾んでない?」


「ええ…そう聞こえましたわね」


「わからなくもないけど…」


「織斑へのプライベートチャネルを」


「はい」


「一夏」


「は、はい」


「これはプライベートチャネルだ、篠ノ之には聞かれない、どうも篠ノ之は浮かれてるようだな。あんな状態では何かを仕損じるかもしれん、いざというときはサポートしてやれ」


「わかりました、意識しておきます」


「頼むぞ」


「オープンチャネルに切り替えます、スタンバイどうぞ」


「では、始め!」


「いくぞ」


「おう」


二人は飛び立った


「瞬時加速の比じゃないよ」


「驚異的な速さだ」


「金星」


「はい」


「おまえも準備しておけ」


「え?は、はあ」


「束から聞いたぞ、一撃必殺の技とか広域殲滅技を持っているそうじゃないか」


「なぜそれを……」


「え?明どうゆうこと」


「わるいな…全力を出してないってことだ……」


「金星、一夏のエネルギーが零落白夜が使えないほど低下した瞬時出撃だ、準備しとけ」


「了解です」


「で、でも、追いつけるんですの?」


「だから、金星が言っただろ、全力を出してないって」


「つまり?」


「速度も攻撃力もまだ底を見せてないってことだ」


−−−−−


「全力でやらないといけないのか……」


「明…」


「シャルロットか、心配するな全力でやるだけだ」


「うん…でも」


「わるい、一人にしてくれ、集中したいんだ」


「ごめんね…」


「気にするな」


−−−−−


「暫時衛星リンク確立、情報照合完了、目標の現在地を確認。一夏、一気にいくぞ」


「おう」





「見えたぞ一夏」


「あれが、シルバリオ・ゴスペルか」


「加速するぞ、目標に接触するのは十秒後だ」










「うぉぉぉぉぉぉぉおお!」


雪片で斬りかかる


「箒、このまま押し切る!」


「あぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」


雪片で斬りかかる





「かわした!?」


大量のミサイルが発射される


「箒、左右から同時に攻めるぞ、左は頼んだ!」


「了解した」


「はぁぁぁぁあ!」


「おぉぉぉぉお!」


「一夏!私が動きを止める!」


「わかった!」


「はあ!」


両手の剣でシルバリオ・ゴスペルを押さえつける


「一夏、今だ!」


「おう!」







「な!」


目の前に船を確認する


「一夏?くっ!あぁ!」


「何をしている!せっかくのチャンスに!」


「船がいるんだ」


「海上は先生が封鎖したはずなのに」


「船?」


「密漁船みたいだ」


「密漁船、この非常事態に!」


ミサイルが飛んでくる


「やつらは犯罪者だ構うな!」


「見殺しにはできない!」


零落白夜が解除される


−−−−−


「まずいな、金星!いけ!」


「了解!」


ドギュン!


「すごい……」


「あれが、明の……」


「全力ですの……?」


「明くん、数秒後に戦闘地に到着予定です」


「わかった、金星、そのまま、飛行速度を保て」


「わかってます」


−−−−−


箒の手から剣が落ちる


「まずい…!(後ろには福音がいるのに)」


「間に合ぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!」










ドォン!


「かはっ!」


「明!?」


「明ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」


明はそのまま海の中に落ちていった












「停止してますね…本部はまだ私たちに作戦の継続を?」


「解除命令が出ていない以上、継続だ」


「これから、どのような手を…」


ドンドン


「誰だ?」


「デュノアです」


「待機と言ったはずだ!入室は許可できない」


「教官の言うとうりにするべきだ」


「でも、先生だって明のことが心配なはずだよ。先生なんだよ」


「ずっと見つかってませんのに」


「反応を確認させてから、再度確認してないなんて……」


「だからどうしろと?」


「お二人にも声をかけませんでしたわ、いくら作戦失敗とはいえ、冷たすぎませんこと?」


「今は、福音の補足に集中する、教官はやるべきことをやっているだけにすぎない」


「教官だって心配なはずだ、だからこそ、作戦室にこもっている、心配するだけで、明を探すことで福音を撃破できるとでも?」


「それよりも、問題は…」


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