インフィニット・ストラトス〜堕天皇子

□海に着いたら十一時
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チュンチュン


「……んん………ん?」


そろーり


バサッ!


「………………」


布団をめくるとラウラがいた


「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!?」





「なんだ……もう朝か?」


「な、な、な、な、なんでここにいるんだよ!」


パサ


「お、おい!隠せ!てか、なんで服きてないんだよ!」


「夫婦とは互いに包み隠さぬものと聞いたぞ?まして、おまえは私の嫁」


「どうして、この間からそんなことを言ってんだ!?」


「日本には気に入った相手を俺の嫁だとか自分の嫁とか言うそうだが?」


「誰だよおまえに間違った知識吹き込んでるのは…」








トントン


救世主降臨!


「明〜、ラウラ知らない?」


訂正、死刑宣告だった


「シャルロット!?まて、今入っちゃダメだ!」


「どうして?」


「その、色々とマズイからだ!」


「ん〜、明何か隠してるね…入るよ!」


「ちょっ、待っ!」


「明どうして…………」


「「……………………………」」


「無作法だぞ、夫婦の寝室に」


「ふ、夫婦!?」


「待ってくれシャルロット!これはラウラがいつの間にか部屋に!」


「へ〜、金星くんって女の子を夜部屋に連れ込む人だったんだ…」


「やめてくれ!誤解だ!」


「冗談だよ明、明はそんな人じゃないもんね」


「おまえがわかってくれるやつで助かった……」




−−−−−





「なんでラウラが部屋にいんだよ………」



「ねえ、明、どうして僕だけ誘ってくれたの?」


「もうすぐ臨海学校だろ?おまえ女子用の水着持ってないって言ってたろ、俺も水着持ってなかったからどうせだったら一緒に買い物行って、ついでに街案内もしようかなってな」


「い、一緒に!?つまりそれってデ、デ、デ、デートだよね!?」


「おまえがそう捉えてるのならデート、だな」


ー随分大きな声で言うわね、リア充は死ね!
ー美男美女、素敵なカップルよね!
ー世の中不公平すぎだろ!?


「「………//////」」




−−−−−


「ん?どうしたシャルロット」


「デ、デートなら、手をつないでもいいよね……」


「いいぞ、ほら」


「うわぁ!」


「どうした?」


「な、なんでもないよ?」


「じゃ、行こっか」


「うん!」


同時刻


「あれ?あれって明とシャルロットじゃない?」


「あら、本当ですわ」


「なになに〜デート?」


「そう見えますわね」


「ほぅ、面白そうだな」


「ラウラさん!」


「そう警戒するな、今のところおまえたちに危害を加えるつもりはない」


「信じられるものですか!」


「そうか」


「ちょ、待ちなさいよ」


「どうするつもりですの?」


「決まっているだろう、あの二人にまざる、それだけだ」


「み、未知数の敵と戦うには情報収集が先決でしょ!(あれを妨害したらからかいがいがなくなっちゃうじゃない!)」


「そうですわ!ここわ、追跡の後二人の関係がどのようなものであるか見極めるべきですわ!(邪魔をされたら楽しみがなくなってしまいますわ!)」


「うんうん」


「なるほど、一理あるな」


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