インフィニット・ストラトス〜堕天皇子

□ブルー・デイズ/レッド・スイッチ
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「そ、それは本当ですの?」


「嘘着いてないでしょうね」


「本当だってば!この噂学園中で持ちきりなんだから!今月の学年別トーナメントで優勝したら織斑くんと付き合えることになってるらしいの」


「それは、一夏さんも承知していらっしゃいますの?」


「それがね〜、本人はどうもわかってないみたい」


「どうゆうこと?」


「女の子の中だけの取り決めらしいのよ」





「おはよう」


「なんの話ししてるの?」


「「「「「きゃぁぁぁぁあ!」」」」」


「じゃあ、あたし自分のクラスに戻るから」


「そ、そうですわね私も席に着きませんと」


「なんなんだ?」


「さぁ……」


「おおよそ、女子の話題かなんかだろ」


「そんなもんか?」


「そんなもんだ」









ー−−−−−







「ふぁ〜」


「眠そうだね」


「眠いさ…特に騒ぎもないし静かだからな」


「それって、ふらぐって言うんでしょ?」


「あ?あぁ、そうだな」


「ねぇ、明と一夏は今日は特訓するの?」


「ん〜、してみるかな」


「リーグ戦も近いからな」


バタバタバタ


「第三アリーナで代表候補生三人が模擬戦やってるって」


「「え?」」


「……………二人とも急ぐぞ」


明は走り出す







「凰さんと、オルコットさんだ」


「それに、ラウラ・ボーデヴィッヒ」





「喰らいなさい!」


「無駄だ、このシュヴァルツェア・レーゲンの停止結界の前では無意味だ!」




「龍砲を止めやがった!」


「AIC…」


「なるほど、あれがあるから龍砲をよけようともしなかったんだ!」


「あれの第三世代兵器、アクティブ・イナーシャル・キャンセラーだ」


「慣性停止結界とも言う」


「はー」


「分かっているのか?」


「今見た、それだけで十分だ」








「ッ……!」


「………」


ドォォォォン!


「今のはレールカノンとミサイルか」






−終わりか?


「無事ってか」


−ならば、今度はこっちの番だ


ワイヤーブレードで二人を捉え、一方的に殴る、蹴るを行う


「ひどい!あれじゃ、シールドエネルギーがもたないよ!」


「もしダメージが蓄積されISが強制解除されれば二人の命に関わるぞ」


「やめろ!ラウラ!やめろ!」


「…………チッ!」






「うぉぉぉぉお!」


「一夏!」


「………」


「明!」





「その手を離せぇぇ!」


「(身体が動かない…)」


「感情的で直線的、絵に描いたような愚か者だな」


「やはり敵ではないな、この私とシュヴァルツェア・レーゲンの前では有象無象の一つでしかない!」


「消えろ!」


一夏に向けてレールカノンを構える


ドドドドドドド


上空から弾幕が降り注ぐ


「どけ!一夏!」


「ちっ!雑魚が」







「二人とも掴まれ」






「…おまえの相手は俺だ」


レールカノンを蹴り上げ明が、割り込む


「邪魔だ!」


「邪魔なのはてめぇだ!」


「明?」


至近距離でヴァイシュを放つ


「くっ!」


「不愉快だ!お前みたいに人の命を弄ぶ奴はな!ISはオモチャじゃねぇんだよ!」


明はISを解く


「明!?」


「やめろ!」


「逃げろ!明!」


「ふっ、死にたいのなら殺してやる!」


「黙ってろ人間!」


「明……?」


明の周りが白くなっていく


「不愉快だ!だから、俺の力で潰す!堕天皇子ぁぁぁあ!」


霊装が展開され、力の象徴天使が顕現する


「なんだ……あれ」


「せい……れい……?」


「ふん、そんなもので何ができる!」


明にレールカノンを放つ


ドォォォォン!


「明!?」


「ふ、無様だな」


「無様なのはてめぇだ」


明は無傷で立っていた


「ISごときが俺の霊装に埃をつけられると思ってんじゃねぇぞ!」


「な!」


「エンパイア!」


両腕に青の籠手が装備されていく


「はぁぁぁぁあ!」


「無駄だ!停止結界の前で物理攻撃など無意味だ!」


「そんな薄い結界で俺の一撃を止められると思うなぁ!」


ドゴォン!


明の手が停止結界を貫きシールドエネルギーを殴りつけるとそのまま壁まで吹き飛ばす


「がッ!」


「おら、立てよ、立ってみろよ、立ったらあの二人と同じことしてやるからよ」


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