インフィニット・ストラトス〜堕天皇子

□ルームメイトはブロンド貴公子
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1、2、1、2、1、2


剣を振る掛け声が聞こえる


「こう、ズバーン!とやってからガキン!ドカーン!という感じだ」


と、箒


「何となくわかるでしょ?感覚よ、感覚。はぁ?なんでわかんないのよバカぁ!」


と鈴


「防御のときは右半身を斜め上前方へ五度、回避のときは後方へ二十度ですわ!」


と、セシリア


「率直に言わせてもらう、全然わからん!」


もっともである


「なぜわからん!」


「ちゃんと聞きなさいよ!ちゃんと!」


「もう一回説明して差し上げますわ!」





「一夏、ちょっと相手してくれない?白式と戦ってみたいんだ」


「シャルル、わかった、とゆう訳だからまた後でな」




「見てみて、織斑くんとデュノアくんがやるみたいよ」

「デュノアくんの専用機ってラファール・リヴァイブよね」

「フランスの第二世代型IS」



「じゃあいくよ一夏」


「おう」


「結果なんて一目瞭然だろ」


結果は秒殺


もちろん一夏の負けだ








「つまりね、一夏が勝てないのは単純に射撃武器の特性を把握してないからだよ」


「一応わかってるつもりだったんだが」


「どこがだよ、ほぼ的だったぞ……」


「う……」


「この白式ってイコライザがないんだよね」


「あぁ、拡張領域が空いてないらしい」


「それって多分単一能力に容量を使ってるからだよ」


「単一?」


「ISと搭乗者が最高状態になったときに自然発生する能力、白式の場合は零落白夜がそうかな」


「はぁはぁ、おまえの説明ってわかりやすいな」


「でも、零落白夜ってシールドエネルギーまで攻撃に使う無茶苦茶な技だぜ?」


「織斑先生が使っていたISと同じ能力だよね、姉弟だからって同じ技がそうそう使えるわけじゃないんだけど」


「あ、そういえば明はどこだ?さっきまでここにいたよな」


「明?明ならさっき上空に行ったけど?」


「え?あ、本当だ」


「明のISってすごいよね、八個のビットや高エネルギー砲、あとすごく長い剣もあるんでしょ?」


「ああ、あるぜ、一回だけ見たことある、雪片の倍はあったぜ」



「ねえ、ちょっとあれ」

「うそ、ドイツの第三世代じゃない」

「まだ、本国でのトライアル段階って聞いてたけど」



「ラウラ・ボーデヴィッヒ……」


「何?あいつなの一夏や引っ叩いたドイツの候補生って」


「織斑一夏」


「なんだよ」


「貴様も専用機持ちだそうだな、ならば話しが早い、私と戦え」


「え?」


「いやだ、理由がねぇよ」


「貴様に無くても私にはある」


「今で無くてもいいだろ、もうすぐクラス対抗戦なんだから、そのときで」


「ならば」


レールカノンを一夏に向けて撃つ


キィィィィィイン!


ドォォォォォオオオオン!


上空から光が降り注ぐ


「なんだか、危ないことになってんじゃん」


「明!」


正体は明のヴァイシュによる砲撃だった


ーそこの生徒、何をやっている!


「今日のところは引いてやろう」


「どうゆうことだ一夏」


「一体あの方との間に何がありましたの?」



−−−−−−


「一夏、大丈夫?」


「ああ、大丈夫だよ」


「じゃあ、僕は先に部屋に帰るね」


「え?ここでシャワー浴びていかないのか?おまえいつもそうだよな」


「え?」


「なんで一緒に着替えるの嫌がるんだよ」


「べ、べ、別にそんなことないと思うけど?」


「そんなことあるだろ、たまには一緒に着替えようぜ」




「おい、一夏、何してる」


「いや、シャルルが一緒に着替えないからさ、一緒に着替えようと思ってな」


「嫌がってんだろ、それともおまえはホモか」


「ホモじゃねぇ!」


「なら、シャルルが帰っても問題ないよな」


「わかったよ…」


「じゃ、シャルル、帰るか」


「う、うん」


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