トラブル堕天皇子

□バレンタイン
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「すでに山になっていた……だと……?」


明の机にはすでに山積みになったチョコの箱や袋


「あ、ああ……トラウマが……」


両手を床につけ四つん這いになる


今の明の頭に浮かぶのはどんどんと増えていくチョコ


「逃げられないのか……!」


「あれ?明どうし…うお!?」


「か、金星くん?」


「ああ…リトに西連寺さんか……」


「どうしたんだよそんな格好して…」


「ああ、リト…お前が羨ましい……」


「はあ?」


「ふっ……見ればわかるさ……」


そう言い指さすは自分の机


「ええ!?」


「あれまさか全部…」


「ああ、チョコだ…」


「「……」」


「なんか言ってくれ…」


「いいことあるさ」


「そうだよな…耐えればきっといいことあるよな。うん、がんばろう」


「リサ…」


「未央…」


「な!?」


「何か含まされたか?」


「何に!」


「あれに」


そう言い指さすはララが配ってるチョコ


「……」


ぽん


「いいことあるさ」


「そうだよな」


-委員長〜


「西連寺!」


「いけ、リト」


「やれやれ、こっちはこっちで厄介そうだ」


「金星くん……」


「新井さん…」


「ララ、チョコは学校中に配ったのか?」


「うん、そうだよ」


「ならここにいた方が安全か…」


「金星くん……!」


ぎゅ


「あ、新井さん!?」


「こうさせて…」


「い、いや、その……」


「お!ネタ発見!イケメン転校生に抱きつく女の子、次の新聞はこれで決定!」


カシャ


「ちょ!何してんすか!」


「楽しみにしててね〜」


「って新井さん!服脱がないで!」


「だってからだが熱いの…」


「それでもだ」


「でも…あれ?」


「ん?」


「私何を……!」


「戻った…」


「あ、あのその…!これは……」


「い、いや、その…なんて言うか……」


「……//」


『ジー』







「にしても、学校の袋を貰うことになるとは……」


「も、貰えて良かったね。袋」


「ああ、最初は断られたんだがチョコの山を見せたら承諾してくれたんだよ」


「だろうな」


「まったく…ん?」


「あれ?校門に人が集まってる」


「まさか…」







「お!明やっときたk「でぇりゃぁぁあ!!」ごふぁ!?」


「いつも通りだな明」


「いつの間にこっちに来たんだよ」


「ついさっきだ」


「なんだ帰れるのか?」


「いいや」


「は?」


「すまんな四人でもう部屋空いてないんだ」


「……まあ、なんとなく予想は出来てましたよ、ええ」


「ならいい、帰るぞ」


「はいはい。リト、ララ乗ってけ、送ってもらうから」


「え?どうゆうことだ?」


「こいつらは一応兄だ」


「え、そうなんですか?」


「ああ、一応兄弟だ」


「まあいい乗れ」


「お、お願いします」


「お願いしまーす!」


「よし行くぞ」


「ああ」


「あの、あの人は…」


「ああ、心配いらない。繋いであるから」


「繋いで…え?」


「主発」


-ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!?


「だ、大丈夫なんですか!?」


「ああ、大丈夫だ」


-死んでたまるか!


「ほらな」


「あ、ああ」


.
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