トラブル堕天皇子
□戦闘
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「ジャジャーン!ラコスポ ただいま参上ーだもん!!」
「ラコスポ!」
「(きめェ…)」
「ララたーん迎えに来たよ!さぁボクたんと結婚しよー」
「やだよ!ラコスポなんて!殺し屋さんにリトを殺させようとするなんて最低!!」
「サ…サイテー!?」
「そーだよ!そんなひどい人とは絶対結婚なんかしないんだから!」
「ムムム…ララたん………なんでわかってくれないの〜〜……こんなにララたんのこと思ってるのに〜」
ラコスポがリトを睨む
「え?」
「やっぱお前のせいだもん結城リト!!よくもララたんをそそのかして〜!!」
そして金色の闇をみる
「金色の闇!お前も今まで何してたんだもん!予定ではもうとっくにあいつを始末してるはずだろ〜!!」
「ラコスポ…ちょうどよかった私もあなたに話があります」
「!?」
「結城リトの情報…依頼主から聞いたものとはかなり違うようです。標的に関する情報はウソ偽りなく話すように言ったはず…まさか私をだましたわけではありませんよね…」
「う…うるさい!結城リトはララたんをだます悪いヤツだ!!ボクたんがウソを言うわけないだろ〜」
「ヤミちゃん!ラコスポの言う事なんて信じちゃだめだよ!」
「ヤミちゃん?」
「な…なんだもんその目は!ボクたんは依頼主だぞ!」
ラコスポは宇宙船に手を向ける
「出てこーい!ガマたん!」
「!」
ニ"ャー
「は?」
「うおおお!!カエル!?」
「……」
『あれは!珍獣イロガーマ!?』
「知ってるの?ぺケ」
『はい…宇宙生物図鑑で見たことがあります。もしあれが本物なら…私の天敵!!!』
「さァガマたん!お前の恐ろしさ見せてやるもん!」
カエルが口から液体を吐き出す
「!服が…!」
「ひゃはは!ガマたんの粘液は都合よく服だけ溶かすんだもん。だーからボクたんのお気に入りのペットなんだな!さぁ!スッポンポンにしてやるもん!金色の闇!」
「そんな不条理な生物……認めません!」
金色の闇が切るも粘液の滑りで切ることができない
その隙にカエルの舌に当たってしまう
「くッ」
「よっと、大丈夫かい?」
明は金色の闇を空中でキャッチする
「な……!」
もちもん格好は自然とお姫様抱っこな訳で
「ちょっと待ってろよ」
金色の闇を下ろすと穴から銃を取り出す
それを金色の闇に向けて引き金を引く
「何を…!」
「服、破けてたら嫌だろ?」
「え?あれ……」
「スキありだもーん!全裸決定ー!」
「……!」
「隙なんてねぇよバカが」
吐き出された粘液は見えない壁によって阻まれる
「あり?」
「今度はこっちの番だ、変態と変態ガエル」
「だもん!?」
「邪魔者は」
両腕に籠手が装備される
「とっとと消えろぉ!」
イロガーマごとラコスポを殴り飛ばす
「だもーん!?」
キラッ☆
「どうして私をかばったんですか?敵である私を…」
「ん?いつ君が俺の敵になったの?それにもともと悪いのはあいつだろ?君みたいに可愛い女の子の服を溶かすなんて許せないよ」
「かわ…いい?私が…ですか?」
「ヤミちゃんどうしたの!?」
「あ…いえ…そんな風に言われたの…初めなので…」
「なぁ、ララ何だよさっきから「ヤミちゃん」っての」
「え?だって“金色の闇”って名前なんでしょ?」
「いやそれは本名じゃないと思うけど…」
「いいですよなんでも…名前になんか興味はありませんし」
「と、とにかくさ!ラコスポもいなくなった事だし、もう俺を狙うことはやめて宇宙に帰ってくれよ な?」
「宇宙に…帰る……?」
金色の闇(以下ヤミ)が明を見る
「ん?」
「いいえ、一度受けた仕事を途中で投げ出すのは私の主義に反しますから、結城リト、あなたをこの手で始末するまで私は地球に留まる事にします」
「へ?」
「ま、頑張れ」
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