インフィニット・ストラトス〜堕天皇子

□修学旅行
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「あれ?一夏、そのカメラは?」


「記念写真撮るのに家から持ってきたんだ」


「記念写真?」


「ああ、クラス代表はみんなとは別行動で旅行の風景とか撮ってまわるんだってさ」


「別行動…」


「どうしてそれほど大事なことを今まで黙ってたんですか!」


「何だよ、どうして怒ってるんだ?」


「はぁ……」


ーーーーーー


「みんなー!早く早く!すっごいよー!」


「ん?」


ドドドドドド!


「おっと」


生徒の波が通り過ぎていく


「いやぁ、すげえな」


ーーーーーー


「みなさんいいですか?この後は各班ごとに自由行動になりますからね〜」


「夕方の清水寺の拝観は集団行動だ、その時間までには現地に集合すること、わかったな?では、解散!」


「「「はい!」」」







「あの、お二人にお荷物が届いていますよ?」


「「え?」」






「んー?」


「(この字ってまさか……)」


「どうしたの?」


「何か心当たりのない荷物が届いてて…」


「一夏、その子は?」


「ああ、明は初めてだったよな、更識簪だ、それで簪、こっちが金星明だ」


「はじめまして」


「こ、こちらこそはじめまして」


「更識だから楯無の妹かな?」


「そ、そうだけど」


「姉妹でもここまで雰囲気が違うのか…」


「え?」


「君は落ち着いていて優しい子って雰囲気だけど君の姉はこんな風にっ!」


そういい明は荷物を蹴る


「きゃ!」


「お転婆って言うか無邪気って言うかなんと言うかそんな雰囲気なんだよね」


「ちょっと!明くんわかってて蹴ったでしょ!」


「お、お姉ちゃん!?」


「楯無さん!?」


「は〜い、楯無お姉さんで〜す」


「何しにきた楯無……」


「ひ・み・つ☆」


「しばくぞ」


「あ、明ここに…楯無先輩!?」


「な、なぜここに!?」


「あらシャルロットちゃんにラウラちゃんも」


「おい、そこにいるやつ。出てこないとこの剣で刺し貫く」


「あ、明何してんだよ!?」


「あ、ばれて「死ね!」ぐぼぁ!?」


明は顔を出した焔に飛び蹴りを決める


「焔さん!?」


「あ、明、何をする…」


「剣じゃないだけマシだと思え」


「いや、マシだけどさ………」


「だから言ったろばれてるって」


「つ、つ、つ、告人しゃん!?」


「……ラウラ、噛んだな」


「噛んじゃったね……」


「やあ、久しぶりだね。ラウラちゃん」


「ちゃん!?ラウラちゃん!?ふにやぁ…」


「あ」


「あ」


「あ」


「まあ、ラウラは置いといて、なんで来た」


「いや〜明はどのように過ごしてるのかどふぇ!?」


「黙ってろ」


「ひ、酷い…」


「あ、あはははは……」


「まあ、こっちにもいろいろあんだよ、察しろ」


「察しにくいぞ」


「ところでさ、入る余裕あるグループある?あったら入れて欲し「「黙ってろバカ」」イスカンダル?!」


明と告人が同時に蹴りを決める


「明くんに会いたかったから、じゃ、ダメ…?」


「演技をするな演技を」


「あら?ばれちゃった?」


「またやるぞ?」


「冗談よ冗談」


「楯無は他の奴らに見つからないように注意しろよ?何言われるかわかんないからな」


「あら優しい」


「言ってろ、あと二人はどうすんだ?」


「明についてくよ」


「………は?」


「ついてくよ」


「二度言わんでいい、でもなんで……」


「なんだ?ついて行かれるとまずいのか?その辺りどうなんだ?」


そう言い告人はシャルを見る


「あ、えっと、その……」


「別に問題はない。てか、どこに泊まるんだ?」


「ここ」


「ここか……ん?ここ?ここ!?」


「ここ」


「まじか……」


.
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