TRIANGLE
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沖田side〉〉〉
「マジでムカつく…。」
目を閉じて太陽に顔を向ける。
屋上にいると太陽って近くに感じるよね。
あ〜このまま干からびてしまえばいい…。
なんてね。
「何がムカつくんだ?」
振り返ると
女の子たちからの手作り弁当を
両手いっぱいに抱えた
高杉先輩と坂本先輩がいた。
「岡田‼︎岡田以蔵〜‼︎」
僕は坂本先輩が食べようとしていた
タコさんウインナーを横取りして頬張る。
「あ〜‼︎
わしのタコさんウインナーが‼︎」
「ひとつくらいいいじゃん。」
そう言って2人の間に座る。
「岡田か…。
あいつはいいもの持ってるな‼︎
先が楽しみだ‼︎ほれ。」
高杉先輩からお弁当を受け取って
もぐもぐ頬張る。
ごめんね。
高杉先輩じゃなくて
僕に食べられちゃって。
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